ホンダ製F1パワーユニット「RA617H」
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2018年 F1第17戦日本GP:パワーユニット投入状況 / トロロッソ・ホンダ、遂に7基目に到達

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2018年F1第17戦日本GP開幕前日(10月4日11時00分時点)における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

エンジン全開率60%超のソチ・オートドロームで開催された前戦ロシアGPでは、レッドブル・レーシングとトロロッソ・ホンダの各2台、そしてマクラーレンのフェルナンド・アロンソがパワーユニット一式を交換。全5台がグリッド降格ペナルティを受けた。

ルノー最新版スペックCパワーユニットを搭載するレッドブル勢は、旧型のスペックBにロールバック。今後続く標高の高いサーキットでの連戦を前に、信頼性に勝る古い仕様のパワーユニットへの交換を実施した。

トロロッソ・ホンダ勢は大型アップデートが施されたスペック3を投入。燃焼効率を改善させたICE=内燃エンジンを持ち込み、HGU-H、MGU-K、ターボチャージャーを一新した。ハートレーは年間上限数を大きく上回る7基目に到達。スペック3は40馬力もの驚異的なパワーアップを果たしたとも噂されている。

ハイブリッド・ターボ導入5年目の今年はエンジン交換に関する規約がより厳格化され、
ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

5日金曜、現時点ではパワーユニットを交換して鈴鹿に挑んだチームは確認されていない。

F1日本GP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
Mercedes バルテリ・ボッタス 4 4 4 3 3 3
Ferrari セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 2
Ferrari キミ・ライコネン 3 3 3 2 2 2
Red Bull ダニエル・リカルド 5 5 5 5 4 4
Red Bull マックス・フェルスタッペン 4 4 4 4 3 3
Force India セルジオ・ペレス 3 3 3 2 2 2
Force India エステバン・オコン 3 3 3 2 2 2
Williams ランス・ストロール 3 3 3 2 2 2
Williams セルゲイ・シロトキン 3 3 3 2 2 2
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 5 6 5 4 4 4
Renault カルロス・サインツ 4 4 4 3 3 3
Toro Rosso ブレンドン・ハートレー 7 7 7 6 3 4
Toro Rosso ピエール・ガスリー 6 6 6 5 3 3
Haas ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
Haas ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 2
McLaren フェルナンド・アロンソ 4 4 4 4 2 2
McLaren ストフェル・バンドーン 4 4 4 3 3 3
Sauber マーカス・エリクソン 4 3 3 2 2 2
Sauber シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2

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