ピエール・ガスリー、サスに問題を抱えるも殊勲8位「ホンダとファンのために頑張った!」F1日本GP《決勝》
F1日本GP決勝レースを見事8位で終えたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、レース中にサスペンションのトラブルに見舞われていた事を明かした。
ガスリーは13日午前の予選で、接戦のミッドフィールドをかき分け最終Q3へと進出。ハースのロマン・グロージャンを上回る9番グリッドを獲得した。決勝ではソフトタイヤでスタートして22周目にミディアムに変更。ランス・ストロール(レーシングポイント)やニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)とのバトルを制して8位でチェッカーフラッグを受けた。
テクニカル・ディレクターのジョディ・エジントンによると、問題が発生していたのはリアサスペンションとの事で「リアライドハイトとリアタイヤの摩耗に影響を及ぼしていた」という。
現在トロロッソ・ホンダは、レーシングポイントとコンストラクターズ6位を争う立場にある。セルジオ・ペレスがクラッシュし、ランス・ストロールが9位に留まったため、ガスリーの活躍によってチームは、ギャップを2ポイント広げて3ポイント差とした。
ホンダとファンのために頑張った!
ピエール・ガスリー決勝: 8位, 予選: 9番手
今日の出来には本当に満足してる。ホント嬉しいよ! 今朝の予選ではQ3に進出して9番手を獲得できたし、決勝のスタートは本当に良かった。レースでは終始、7番手と8番手を争いながらの走行だった。ルノーとレーシングポイントがかなり激しくプッシュしてきたから、本当に厳しいレースだったよ。
それに、レース中盤にはサスペンションに問題が発生してしまい、本当に大変だったんだ。ポジションを守るために、コックピットの中でやれる事は全てやり尽くした。
何度か激しいバトルがあったけど、チームとホンダ、そして応援に来てくれた日本のファンの皆のために、最後まで頑張り抜いてやるって自分を鼓舞したんだ。チームのためにポイントを獲得できて本当に嬉しい。それも日本でなんてね…。本当に特別な感じだよ!満足できる一日になったし、残りのレースが待ちきれない。
10月13日(日)に鈴鹿サーキットで行われた2019年F1日本グランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(Mercedes)が優勝。2位にセバスチャン・ベッテル(Ferrari)、3位にルイス・ハミルトン(Mercedes)が続き、メルセデスが最終戦を待たずに、コンストラクターズ選手権6連覇の偉業を達成した。