
フェラーリ日本GP予選レポ:レクレールは”精一杯”の2列目、ハミルトンは変更が裏目に
2025年F1第3戦日本グランプリ予選でフェラーリ勢は、シャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが8番手タイムを記録した。マクラーレンやレッドブルには一歩及ばなかったものの、マシンバランスの改善やセットアップ変更に手応えを得た1日となった。
レクレール「これが今日の全力」
Q3に向けて2セットの新品ソフトタイヤを温存できたところまでは良かったが、最初のアタックでラップをまとめきれなかったことが大きく響いた。それでもルクレールは最終の計測ラップをきっちりと走り切り、2列目スタートを確保した。
「Q3のベストラップにはすべてを注ぎ込んだ。これ以上クルマから引き出せるものはなかったと思う。とは言え、4番手という結果には満足していないし、マクラーレンとレッドブルとの差を詰めるためにも、引き続き努力をし続けなきゃならない。目指しているのは、再び勝てるポジションに戻ることなんだから」
「全体的に見れば、ここまでの週末はポジティブだと思う。昨日セットアップを変更して以降、クルマの中でかなり快適に感じられるようになったし、予選に向けて自信も持てた。明日のレースでその変化がどう作用するかが楽しみだし、天候次第ではこの方向性がレースディスタンスでも機能するかどうかを試すいい機会になる」
Courtesy Of Ferrari S.p.A.
ピットレーンに並ぶフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトン、2025年4月6日F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)
ハミルトン「セット変更が裏目に」
ハミルトンはQ1およびQ2ではルクレールと遜色ないペースを示していたが、Q3ではアンダーステアに苦しみ、最終的に1分27秒610で8番手にとどまった。
「厳しい1日だった。予選前にクルマにいくつか変更を加えたんだけど、残念ながら狙っていた改善にはつながらなかった。序盤はバランスが良く感じたけど、Q3ではひどいアンダーステアが出て、小さなミスを何度かしてしまった。それがタイムに響いたと思う」
「今回の結果は、クルマ本来のポテンシャルを反映したものじゃない。まだまだパフォーマンスを引き出せる余地はあるし、チームも裏で本当にハードに取り組んでくれている。今夜はデータをしっかり分析して、明日のレースではもっと強い姿を見せられるよう全力を尽くすよ」
Courtesy Of Ferrari S.p.A.
ファンステージで写真撮影に臨むフェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール、2025年F1日本GP
バスール「天候によらず鈴鹿のレースは難しい」
フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ルクレールのパフォーマンスに一定の評価を示しつつも、Q3の最初のラップをまとめきれず、ベースとなるタイムがない状態で最終アタックに臨むことになった点を悔やんだ。
「シャルルにとっては悪くない予選だったと思う。ただ、最初から戦える位置にいながらも、Q3で全てをうまくまとめることができなかったのが悔やまれる。ルイスについては、Q1・Q2ではシャルルとほぼ同じペースだったが、Q3で少し苦戦していた。マクラーレンはまだ一歩先を行っているから、我々としては引き続きクルマの開発に力を入れていく必要がある」
「レースでどこまでやれるかを予想するのは難しい。予報では夜間に雨が降る見込みで、そうなれば今週末初のウェットコンディションになる可能性もある。仮にドライだったとしても、風向きが変われば、ここ鈴鹿ではまったく異なるトラックコンディションになってしまう。とはいえ、予選では一歩前進できた感触があるから、レースでもこの方向性を維持して、我々が掲げる目標の達成に向けて取り組み続けなければならない」
2025年F1日本GP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4年連続のポールポジションを獲得。2番手はランド・ノリス、3番手はオスカー・ピアストリと、本命とされたマクラーレン勢を退けての逆転のポールとなった。
決勝レースは日本時間4月6日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。