最終フリー走行前にパドックを歩くアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年4月5日(土) F1日本GP(鈴鹿サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

アイザック・ハジャー「地獄だったよ…マジで」股間の痛みに耐え、ハミルトンを抑えてキャリア最高位

  • Published:

レーシング・ブルズの新人アイザック・ハジャーは、股間を圧迫するシートベルトの不快感と激しい痛みに見舞われながらも、4月5日の2025年F1第3戦日本GP予選でキャリアベストの7番グリッドを獲得した。

問題はフリー走行3回目の段階から発生していた。シートベルトのストラップがデリケートな部分を圧迫する位置にあり、ハジャーは不快感を訴えていたが、完全な解決に至らないまま予選を迎えた。

Q1の最初のアタックでは、この痛みによりドライビングに集中できず、ノックアウト寸前にまで追い込まれた。無線では「まだかなりタイムを削らなきゃならないのに集中できない。まともにドライブできる状態じゃないよ」と訴える場面もあった。

チームは一度ピットに戻して調整を試みたが、偶然にも車両重量測定への呼び出しが重なり、十分な時間が取れなかった。

予選セッション中にガレージの中でコックピットに座るアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年4月5日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

予選セッション中にガレージの中でコックピットに座るアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年4月5日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)

Q2以降で本領発揮、ハミルトン超えの好結果

それでも、痛みに耐えながら走ったQ1の最終アタックで好タイムを記録。見事にQ2進出を果たした。そしてQ2開始を前に一旦、クルマを降りてシートベルトを再調整した結果、以降の走行では集中力を取り戻すことができた。

最終的には僅差の争いを制してQ3に進出し、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を上回る7番手という好結果を残した。

予選後、英Sky Sportsのインタビューに応じたハジャーは、”詳細には踏み込まず”に何があったのかを説明するよう求められ、「地獄だったよ…マジで」と恥ずかしそうに答え、「あの状況でQ1のラップをまとめられた自分自身をメチャメチャ誇りに思うよ!」と笑った。

元Wシリーズの女性ドライバー、ナオミ・シフが「当たり前だけど、私はそういう問題を抱えたことがないから分からないんだけど、1つ聞いてもいい?あれ、おかしいなって気付くのって、最初のハードブレーキングの時なのかなって思うんだけど、いつ気付いたの?」と問いかけると、「うーん…ターン3に入った瞬間かな」と答え、「実際、あやうくクラッシュしそうだったよ」と続けた。

どうやって解決したのかとの質問には、詳細に踏み込まず「クルマから降りて、それでクルマに戻るんだ」と返し、自身のヒーローであるハミルトンを上回ったことについては、「まぁ、結果的には悪くない1日だったね」と笑った。

予選7番手を獲得しパルクフェルメを歩くアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年4月5日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

予選7番手を獲得しパルクフェルメを歩くアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)、2025年4月5日(土) F1日本GP予選(鈴鹿サーキット)


2025年F1日本GP予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4年連続のポールポジションを獲得。2番手はランド・ノリス、3番手はオスカー・ピアストリと、本命とされたマクラーレン勢を退けての逆転のポールとなった。

決勝レースは日本時間4月6日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1日本GP特集