初代Wシリーズチャンピオンに輝いたジェイミー・チャドウィックcopyright W Series Limited

ウィリアムズF1のジェイミー・チャドウィック、全日本F3選手権への参戦を検討

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ウィリアムズF1の開発ドライバーを務めるジェイミー・チャドウィックは、目標とするF1到達までの道のりは決して容易ではないと考えており、ステップアップの1つとして、来季より始まる全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(旧全日本F3選手権)への参戦を検討しているようだ。

英国出身のジェイミー・チャドウィックは、2015年に女性レーシングドライバーとして初めてイギリスGT選手権でタイトルを獲得。昨年はアジアMRFチャレンジを制し、今年はウィリアムズ・レーシングの開発ドライバーを務める傍ら、新設の女性限定Wシリーズでチャンピオンに輝いた。今最も注目されている女性レーサーの一人だ。

Wシリーズは、女性のF1進出を阻害する要因の一つとして資金不足を挙げており、チャンピオンに輝いたジェイミー・チャドウィックには、50万米ドル(約5,640万円)の賞金が授与された。高額の賞金に加えて、女性限定という新たな切り口の甲斐もあり、大きくメディアで取り上げられたものの、チャドウィックはFIA-F3にステップアップするための十分な支援を確保する事はできず、他の道を探っている。

チャドウィックはFormula Scoutに対して「幾つかのチームと話し合いをしています」と語り、スーパーフォーミュラ・ライツへの参戦を本格的に検討している事を明かした。

2020年より「スーパーフォーミュラ・ライツ」へとリブランディングされる全日本F3選手権は、過去これまでにペドロ・デラ・ロサや佐藤琢磨、山本左近や中嶋一貴、ジャック・ヴィルヌーブやマーカス・エリクソンといったF1ドライバーを多数輩出しており、フィーディング・カテゴリー(若手育成カテゴリー)として高い評価を得てきた。

ウィリアムズの開発ドライバーに起用されたジェイミー・チャドウィック
© Williams Racing / ウィリアムズ・レーシングのチームウェアを着るジェイミー・チャドウィック

Wシリーズの上位12名には、自動的に2020年シーズンの参戦権が与えられるため、チャドウィックはWシリーズと並行して、日程が被らない他のカテゴリーへのエントリーを望んでいる。チャドウィックがスーパーフォーミュラ・ライツ以外のもう一つの候補としているのが、ユーロフォーミュラ・オープン選手権だ。両者は共に、来季よりヘイロー付きの新型車両「ダラーラ320」が投入される予定となっている。