インテルラゴス・サーキット上空からの様子copyright Pirelli

F1、インテルラゴスとの5年契約を発表…2025年までの開催が決定…名称はブラジルGPから「サンパウロGP」に

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リオデジャネイロの新サーキットの建設計画が頓挫した事で、ブラジル・インテルラゴスでの伝統のグランプリが、少なくとも2025年まで保証される事が正式に発表された。ただし名称はブラジルGPではなく「サンパウロGP」へと改称される。

ブラジルGPは1990年以降、毎年インテルラゴスで開催されてきたが、今季は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止された。当初はこれがインテルラゴスでの最後のグランプリとなるはずであったが一転、新たな5年契約が結ばれた。

F1はイギリス現地12月16日(木)、サンパウロでのグランプリを2025年まで開催すると発表した。ただし正式名称はF1ブラジルGPからF1サンパウロGP(F1グランド・プレミオ・デ・サンパウロ / Formula 1 Grande Prêmio de São Paulo)へと変更される。

バーニー・エクレストン統治時代に結ばれた現行契約には開催権料の定めがなく、現地プロモーターは支払い費用なしにグランプリを開催してきた。そのためF1の新たなオーナーとなったリバティ・メディアとの間に対立が生じ、F1側はリオ・モータースポーツを新たなプロモーターとして、リオに建設予定の新たなサーキットでの開催に合意していた。

しかしながら、建設候補地のデオドロ地区は緑と野生動物が溢れる環境保全対象区域であり、建設のために必要な行政許可を得るに際して問題が発生。6度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが森林伐採に反対の立場を表明するなど物議を呼んでいた。

新たなプロモーターには、アブダビの投資会社、ムバダラ傘下の投資事業体が所有するブラジル・モータースポーツが就任する。責任者にはスポーツやエンターテインメント分野での豊富な経験をアラン・アドラーが就く。

サンパウロのブルーノ・コヴァス市長は「我々はこの街でレースを開催し続けるために多大な努力を重ねてきた。調査結果では、サンパウロGPに1レアルを投資するごとに5.20レアルが地元経済にもたらされる事が示されており、グランプリの開催は本市を世界にアピールするだけでなく、雇用創出や所得創出などの重要な貢献をもたらし続けると考えている」との談話を発表した。

来年のサンパウロGPはメキシコシティでのレースの2週間後、2021年11月14日に決勝レースが開催される。

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