監督不行届?フェルスタッペン「マクラーレンに弁償してもらおうかな!」ノリス破壊の優勝トロフィー
ランド・ノリスに破壊されたF1ハンガリーGPの優勝トロフィーについてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、チーム側の監督不行届とみているようで、ノリスではなくマクラーレンに弁償させる事を企てているようだ。
2位フィニッシュのノリスが表彰台に叩き落してシャンパンのボトルを開けようとしたところ、その衝撃で台が揺れ、置いてあったフェルスタッペンのトロフィーが床に激突。陶器製であったため割れてしまった。
このハプニングについてフェルスタッペンは「新しいトロフィーの代金はマクラーレンに払ってもらおうかな!トロフィーが壊れたのは僕のせいだってランドが非難してるみたいだから、VARみたいに映像を見直して壊した本当の犯人を確認しなきゃね!」と冗談を飛ばした。
マクラーレンはSNSを通してすぐに謝罪したが、レース後の会見の中でノリスは、事件の真相を問われるとシラを切り、会場の笑いを誘っていた。
🏆💥
We are so, so sorry… @redbullracing and @Max33Verstappen! 🫣#HungarianGP 🇭🇺 pic.twitter.com/eXTC4dLdMO
— McLaren (@McLarenF1) July 23, 2023
F1史上初の快挙となるレッドブルによる歴史的12連勝は、スタートから僅か数百mで決する事となった。
フェルスタッペンはポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)をターン1で交わすと、その後は2度に渡ってピットストップを行いながらも一度もラップリーダーの座を明け渡さず、ノリスに33.731秒もの大差をつけトップチェッカーを受けた。
「僕にとってはスタートが重要だったんだ。タイヤをいたわってライバルより長く第1スティントを引っ張ることを目指していたからね」とフェルスタッペンは振り返る。
「気温が上がってきてもバランスが良かったし、今日のクルマは本当に感触が良かった。予選では1周を通してバランスに苦戦したけど、それは決勝を見据えた正しいセットだったからなのかもしれないね」
「いずれかを選ぶのであれば僕なら当然、決勝でのパフォーマンスを選ぶよ」
「12戦連続で優勝するのかどれだけ大変なのかって事について、みんなは少し忘れているみたいだけど、ここで終わらせずに更に積み重ねていければって思ってる」
「今日は本当に楽しかった。クルマの中で笑顔だったくらいだからね。すべてが完璧、いや、ほぼ完璧って感じかな」
7月23日(日)にハンガロリンクで行われた2023年F1第12戦ハンガリーGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番グリッドからの逆転勝利を飾り、2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位表彰台にセルジオ・ペレス(レッドブル)が滑り込む結果となった。
スパ・フランコルシャンを舞台とする次戦ベルギーGPは7月28日のフリー走行1で幕を開ける。