ハンガロリンクを走行するアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトとピエール・ガスリー、2020年F1ハンガリーGP決勝レースにて
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アルファタウリ・ホンダ︰ガスリー、序盤からギアシフトに問題「トラブルに泣かされた週末だった」

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F1第3戦ハンガリーGP決勝レースに挑んだアルファタウリ・ホンダは、ダニール・クビアトが12位完走を果たした一方、ピエール・ガスリーはギアボックストラブルのために15周目にリタイヤを強いられた。

ガスリーにとってのハンガロリンクでの週末は、トラブルに始まりトラブルに終わる1週間となった。

初日にエンジントラブルを抱えて2基目のCE(コントロールエレクトロニクス)を投入するも、予選Q3進出タイムを叩き出した直後に再びエンジンに問題が発生。レースに向けてICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-K、MGU-Hの封を切って10番グリッドからレースに臨んだが、戦う前にヘルメットを脱ぐことを強いられた。

Pos Driver Team Laps Time PTS
11 シャルル・ルクレール フェラーリ 69 +1 lap 0
12 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 69 +1 lap 0
13 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 69 +1 lap 0
NC ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 15 DNF 0

ガスリーはオープニングラップで2つ順位を落とすと、3周目にピットイン。ソフトタイヤに履き替え18番手でコースに復帰した。その後14番手にまで浮上するも無線で「シフトが遅くパワーがない!」と感情的に訴え、クルマをガレージに入れた。

日曜のブタペストでのAT01には競争力があったが、タイヤ選択で過ちを犯した。チームは1周目を終えてクビアトをピットに入れる英断を下したが、履かせたタイヤがまずかった。ガスリーと同じくソフトを履いたクビアトはデグラデーションに苦しみ、18周目に再度のピットインを強いられた。

テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは、タイヤ選択にミスジャッジがあった事を認めた一方で「今週末のマシンは所々で悪くないペースを刻んでいた」と述べ、次のF1イギリスGPに向けて改善に取り組むと誓った。

ノーポイントに終わったハンガリーGPを終えて、アルファタウリ・ホンダはルノーから5ポイント遅れの7位につけている。

アルファタウリ・ホンダ:F1ハンガリーGP決勝を終えて

ピエール・ガスリー決勝: DNF, グリッド: 10番手

僕らにとって今週末は厳しい結果になってしまった。あれやこれやと、常に問題に苦しめられ続けてしまった。今日はギアボックスの問題だった。レースの最初からギアシフトの問題に悩まされた。コックピットの中で修正を試みたけど最終的にリタイアを強いられた。

本当に残念だけど、今週末は単に運がなかったんだ。次のシルバーストンの準備のためにまだ数日あるし、次はもっと良い週末を過ごしたい。

ダニール・クビアト決勝: 12位, グリッド: 17番手

今日のレースペースには満足している。1周目の段階で既に何台かオーバーテイクできていたし、ピットインのタイミングも良く、適切なところでスリックタイヤに履き替える事ができたけど、ピットアウトして戻った先が一度追い抜いたマシンの後ろだったのが残念だった。

入賞できると思っていただけに12位という結果には満足していない。何故そうなってしまったのかを振り返って理解しなきゃならない。

この3戦の間、エンジニアと一緒にマシンの理解に努めてきた。その甲斐あって色々学ぶことがあった。これからも頑張りたい。次のシルバーストンでは、自分のドライビングに合わせてマシンを最適化できるように、これまでとは違うソリューションを試してみるつもりだ。


7月19日(日)にハンガロリンクで行われた2020年F1第3戦ハンガリーグランプリ決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が支配的な速さでポール・トゥ・ウインを飾り通算86勝目を上げた。2位はレコノサンスラップのクラッシュから蘇ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

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