2020年F1ハンガリーGP決勝レースでシャンパンファイトに興じるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペン「ターン1でアウト側に行った事が表彰台に繋がった」

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F1ハンガリーGP決勝レースで大逆転の2位を獲得したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップのターン1への進入の際にアウト側に行った事が表彰台獲得に繋がったとの認識を示した。

7番グリッドのフェルスタッペンは、レコノサンスラップ中にターン12で左フロントからタイヤバリアに激突。スタート20分前というタイミングで、フロントウイングとサスペンションにダメージを負った。

フェルスタッペンは出走できない事を覚悟したが、チームのメカニック達はグリッド上で懸命の修復作業に取り組み、残り30秒というギリギリのタイミングで無事にマシンを元通りに仕上げてみせた。

上手く路面を蹴り出してスタートしたフェルスタッペンは、ターン1の脱出までに4台を抜き去って一気に3番目にまで浮上。大部分のマシンが3ラップ目にスリックタイヤに履き替えた一方で、1周遅れでピットへと入り、見事ランス・ストロール(レーシングポイント)のオーバーカットに成功した。

その後は後ろから迫るバルテリ・ボッタス(メルセデス)からポジションを守るべく、タイヤをマネジメントしながら一貫したラップを刻み、0.75秒差でメルセデスを退けて2位表彰台に上がった。ファンはこの日最も輝いたドライバーにフェルスタッペンを選出した

Pos Driver Team Laps Time PTS
1 ルイス・ハミルトン メルセデス 70 1:36:12.473 26
2 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 70 +8.702s 18
3 バルテリ・ボッタス メルセデス 70 +9.452s 15

18点のチャンピオンシップポイントを獲得したフェルスタッペンは、ドライバーズランキングの総得点を33点に伸ばし、マクラーレンのランド・ノリスを交わして3位に浮上した。

ターン1でアウト側に行った事が表彰台に繋がった

マックス・フェルスタッペン決勝: 2位, グリッド: 7番手

今日の表彰台をメカニックたちに捧げたいと思う。今日は、スタートすらできずにレースが終わったかと思った。レコノサンスラップでブレーキをかけたところ、ホイールがロックしてしまい、ブレーキを緩めて再度ブレーキをかけようとしたけど、そのままウォールへ突っ込んでしまった。信じがたい状態だったけど、なんとかリバースギアに入れてグリッドに向った。

チームは決してあきらめず、メカニックのみんなが驚異的な速さでマシンを直してくれた。誰も時間内に修理できるだなんて思ってなかったと思うけど、みんな落ち着いて作業に取り組み対処してくれた。

路面はまだ滑りやすかい状態だったけど、上手くスタートを決めることができた。ターン1で何が起こるかなんて事前には予想できないけど、イン側で渋滞が起きているのが見えたから、ウェットでもグリップが高いアウト側を攻めることにした。上手くいってよかったよ。もし7番手のままに留まっていたら、かなり厳しいレースになったと思う。

後は戦略を上手くやり、タイヤを保たせながら可能な限り安定したペースを刻みつつ、バックマーカーの処理に気を配るだけだった。

まさか圧倒的なメルセデス勢に間に割って入って2位表彰台を獲得できるだなんて思ってもみなかった。今週末は厳しい状況が続いていたし、予選も散々だったからね。

メルセデスとの差を詰めていきたいと思うけど、現時点で彼らは本当に強いから、打ち勝つのは容易じゃない。でも、決して手を休めずに努力し続けていくつもりだ。


7月19日(日)にハンガロリンクで行われた2020年F1第3戦ハンガリーグランプリ決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が支配的な速さでポール・トゥ・ウインを飾り通算86勝目を上げた。2位はレコノサンスラップのクラッシュから蘇ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

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