レコノサンス・ラップ
レコノサンス・ラップとは、決勝レース開始前にピット出口からコースインしたマシンがコースを1周しダミーグリッドに着くまでの走行のことを指す。レコノサンス(reconnaissance)は確認・偵察の意。マシンのセッティングやコース上の最終確認を目的として実施される。
F1ではレース開始30分前にピットレーン出口がオープンされ、その後各マシンはレコノサンスラップを行う。ダミーグリッドに着かずそのままピットレーンに入り通過することで何周でも走行することが可能。レース開始の15分前にピットレーンがクローズされるため、オープンからクローズまでの15分間は走行し放題である。
何らかの理由によってレコノサンスラップを完了できない場合、決勝レースをグリッドからスタートすることはできない。
決勝レーススタートまでの流れ
レコノサンスラップを理解するには、決勝レースがスタートするまでの流れを抑えておくと分かりやすい。
- ピットレーン出口の開放
- レコノサンスラップを行いダミーグリッドに停止
- フォーメーションラップを行いスターティンググリッドに停止
- 決勝レーススタート
決勝レースの一連の流れ・手順については、F1レギュレーション-決勝レース編が詳しい。