2018年のF1セーフティカー、メルセデスAMG GT Rのフロントcopyright Daimler AG

セーフティカー

  • 最終更新:

セーフティカーとは、レース中大きなアクシデントが起きた場合や天候が荒れた際に、コース上でマシンを先導するオフィシャルカーのこと。別名ペースカーとも呼ばれる。先頭のマシンの前で隊列を先導し安全を確保するのが役割。セーフティカーがコース上にいる間は全車追越し禁止となり、各マシンの間のギャップはすべてゼロとなる。

再スタートの種類

セーフティーカーがコース外(ピット)に退くとレースは再スタートとなる。再スタートにはいくつかの方法があり、レースカテゴリーや年代等によって異なる。

ローリングスタート

セーフティカーがピットレーンに退いた後、先頭のマシンが規定のラインを超えると自動的にレースが再開する。各マシンがグリットに停止してからスタートするのとは異なり、各車走行しながらのスタートとなる。

セーフティーカースタート

レース当日にかなりの雨量が観測されるなど、通常の手順通りにレースを再開するのが危険と判断された場合、セーフティカーの先導でレースがスタートすることもある。この場合時計の針は進み続けるも、セーフティーカーが先導しているため追い越しはできず、実質ただの時間稼ぎのようになってしまう。

F1マシンより速い?セーフティーカーってどんな車種?

SLS AMG f1
creativeCommonsJiteshJagadish

2010年からF1のセーフティカーとして使用されているメルセデス・ベンツSLS AMG。F1マシンには遠く及ばないものの、市販車としては飛び抜けた性能を持つ。

  • 6リッターV8エンジンを搭載
  • 最高出力は571馬力
  • 0-100km/h加速3.8秒
  • 最高速315km/h

雨天時などは、F1マシンよりも市販車であるセーフティーカーの方が速いため、F1マシンがセーフティーカーに追いついて行けず引き離される場面などをしばしか目にすることができる。以下の動画は、F1のセーフティカードライバーであるベルント・マイランダーがSLS AMGのパフォーマンス、そしてセーフティカーの役割について解説してくれる。ニコ・ロズベルグミハエル・シューマッハも登場しており必見だ。

メルセデスAMGの歴代F1セーフティカー

2018年のF1セーフティカー、メルセデスAMG GT Rのフロント
© Daimler AG

1996年以降、F1のセーフティカーはメルセデスが無償提供し続けている。

  • C 36 AMG(1996年-97年)
  • CLK 55 AMG(1997年-98年)
  • CL 55 AMG(1999年-2000年)
  • SL 55 AMG(2001年-02年)
  • CLK 55 AMG(2003年)
  • SLK 55 AMG(2004年-05年)
  • CLK 63 AMG(2006年-07年)
  • SL 63 AMG(2008年-09年)
  • SLS AMG(2010年-14年)
  • AMG GT S(2015年-17年)
  • AMG GT R(2018年-)