アレックス・アルボン、13番手からの5位入賞「レース中のRB16はかなり速かった」
7月19日(日)に行われたF1第3戦ハンガリーGP決勝を終えて、レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンがレース内容と週末を振り返った。アルボンは予選Q2敗退を喫して13番手からスタートしたものの、堅実にポジションを上げて見事5位入賞を果たした。
堅実なスタートを切ったアルボンは、3周目のピットストップを終えて9番手まで浮上。さらに、11周目にはセバスチャン・ベッテル、18周目にはシャルル・ルクレールと、2台のフェラーリをオーバーテイクして7番手まで駆け上がった。
2度目のピットストップは34周目。ハードタイヤに交換してコースに戻ると再びベッテルの後方に。5周のバトルを経てターン2でオーバーテイクに成功すると、2戦連続の5位フィニッシュを果たした。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
4 | ストロール | レーシングポイント | 70 | +57.579s | 12 |
5 | アルボン | レッドブル | 70 | +78.316s | 10 |
6 | ベッテル | フェラーリ | 69 | +1 lap | 8 |
10点のチャンピオンシップポイントを獲得したアルボンは、ドライバーズランキングの総得点を22点に伸ばし、セルジオ・ペレスと同ポイントの5位に浮上した。
レース中のRB16はかなり速かった
アレックス・アルボン決勝: 5位, グリッド: 13番手
今日は良いレースが出来たし、たくさんバトルができて楽しかった。もし昨日の時点で「5位になれるぞ」って聞かされていたら、飛び上がっていただろうね。
13番手スタートという状況は決して楽ではなかったけど、上手く蹴り出す事が出来て良いペースで駆け上がる事ができた。ハンガロリンクは簡単にオーバーテイクできるコースじゃないから、仕掛ける時は毎回ギリギリのラインを攻めなきゃならなかったけど、今日はうまくいってバトルを楽しめたし、面白いショーが披露できたんじゃないかと思う。
戦う以上は勝つことを目指しているし、今日はブレーキの感触も良かったから、こうした形でオーバーテイク出来てよかったよ。ただ今日はフェラーリに前を塞がれてしまいかなりタイムをロスしてしまったから、それがなければもっと上位に迫れたはずだ。
昨日は本当にトリッキーだったけど、今日のクルマは本当に調子が良くて、前走車がおらずクリーンエアーを受けて走っている時はかなり速かったし競争力があったと思う。昨日まで苦戦しただけに、今日の結果には満足しているし、貴重なポイントを獲得できて嬉しい。チームに感謝しなきゃね。
予選よりもレースペースの方が良かった事に少し驚いたよ。どうしてそうなったのかを理解しなきゃならないけど、マシンが上手く機能した事は前向きな材料だね。
7月19日(日)にハンガロリンクで行われた2020年F1第3戦ハンガリーグランプリ決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が支配的な速さでポール・トゥ・ウインを飾り通算86勝目を上げた。2位はレコノサンスラップのクラッシュから蘇ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。