ホッケンハイムリンクを走行するレッドブル・ホンダRB15の後ろ姿copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

跳馬が灼熱のホッケンハイムで1-2発進、レッドブル・ホンダは4番手 / F1ドイツGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン11戦目となるF1世界選手権ドイツGPが、7月26日にホッケンハイムリンクで開幕を迎え、日本時間18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのは地元の英雄セバスチャン・ベッテル。1分14秒013のトップタイムを記録した。2番手にはチームメイトから0.255秒遅れでシャルル・ルクレールが続き、スクーデリア・フェラーリが1-2体制を築いた。

3番手はコンマ3秒遅れでメルセデスのルイス・ハミルトン。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがハミルトンから1000分の15秒差で4番手に続いた。5番手はバルテリ・ボッタス。ピエール・ガスリーはフェルスタッペンからコンマ5秒落ちの6番手という結果だった。

ガスリーは左フロントブレーキ周りにトラブルを抱えていたようで、インスタレーションラップを終えると直ぐにガレージイン。メカニックが調整作業にあたった。

メルセデスはモータースポーツ誕生125周年を記念して、マットホワイトで覆われた特別仕様のカラーリングを投入。更に、新型のバージボードや前後ウイングの調整を含む包括的なエアロアップグレードも持ち込んだ。だが、ハミルトンとボッタスは最終コーナーに苦戦。グラベルに飛び出す場面が目についた。

白色に塗装された特別仕様のメルセデスF1マシン「W10」
© Mercedes、白色に塗装された特別仕様のメルセデスF1マシン「W10」

晴天に恵まれた金曜午前のホッケンハイムは熱波の影響で暑くなり、セッションは気温31.9℃、路面温度39.9℃、湿度32.5%のドライコンディションでスタート。時計の針が進むにつれて一層暑さは増し、最終的に気温35度、路面は47度にまで達した。この結果、路面のインプルーブは打ち消され、セッション後半になっても思ったほどタイム向上がみられなかった。

セッションそのものは概ねクリーンであったが、開始20分後にハースのケビン・マグヌッセンがスタジアムセクションでマシンストップ。レッドフラッグとなった。ギュンター・シュタイナー代表の説明によると、エンジン関連のセンサーが壊れた事により警告が出た、との事。マグヌッセンは10分ほどの修復作業を経てコースに復帰し、26周を走り込み13番手タイムでクルマを降りた。

猛暑が続くドイツにピレリが持ち込んだのは、C2からC4までの中間レンジの3種類。FP1ではサインツを除いてC2ハードタイヤを履いたクルマはおらず、メルセデスとレッドブル・ホンダ、そしてレーシングポイントとアルファロメオの4チームが精力的にミディアムを試していた。

シーズンの半分を消化するにあたって、メルセデス以外にもレーシングポイントとウィリアムズが大型アップグレードを投入。注目を集めた。Sky Sport F1のテッド・クラヴィッツはメルセデス製エンジンを積む3チームのアップグレードについて「皆一様に”レッドブル風”だ」と評した。

そんなウィリアムズは、ロバート・クビサにのみ新パーツを投入。クビサは旧型スペックを使うチームメイトのジョージ・ラッセルにコンマ6秒近い差を付けて19番手タイムを記録した。レーシングポイントの2台もトップ10ライン前後に浮上。ランス・ストロールが9番手、セルジオ・ペレスが11番手でセッションを終えた。

アップグレードされたFW42を走らせるウィリアムズのロバート・クビサ
© Williams Racing、アップグレードされたFW42を走らせるクビサ

ミッドフィールド最上位はマクラーレンのランド・ノリス。ハースのロマン・グロージャンを抑えて7番手タイムをマークした。ルノーはニコ・ヒュルケンベルグが16番手に沈んだ一方で、ダニエル・リカルドが奮闘し10番手。トロロッソ・ホンダとアルファロメオは揃ってタイムシート後方に沈んだ。

午後も引き続き猛烈な暑さが予想されるが、明日以降は雨の予報となっており、各チームは初日の時間の使い方に頭を悩ませる事になる。また、タイムシートが持つ意味合いも通常とはやや異なるため、週末がどう転ぶかを予想するのは難しい。

2019年F1ドイツグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間22時から1時間半の日程で開催される。

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