スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、2019年F1ドイツGP木曜記者会見にて
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仲良いなぁ…会見お構いなし、イチャつき合うライコネンとベッテル「キミはハンサム」

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世界の頂点を争うF1ドライバーたるもの、その間に友情の文字はないと言われるが、それはセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンを除いた場合の話だ。F1第11戦ドイツGPの木曜記者会見で顔を合わせたライコネンとベッテルは、カンファレンスそっちのけで、人目もはばからずイチャつき合い、変わらず仲の良さを見せつけた。

ホッケンハイムリンクでの公式会見には、先の二人に加えて、ニコ・ヒュルケンベルグとアレックス・アルボン、そしてカルロス・サインツの計5名が招集され、各国メディアからの質疑に答えた。

ライコネンの母国フィンランドの主要紙、トゥルン・サノマットで長年F1記事を執筆しているヘイキ・クルタから「キミはもうすぐ40歳だけど、彼と同じくらいレースをしている自分を想像できる?」と問われたベッテルは、次のように答えた。

「(暫く考えた後に)分からないな。でも、僕は今の時点でキミほどハンサムじゃないから、40歳になってもハンサムじゃないのは確かだろうね(笑)」

壇上に上がったドライバー達は皆一様に下を向き、ほくそ笑んだ。

「(再び考え込み)どうだろうね。…考えてもあまり意味がないように思う。もしキミが32歳の時に、”40歳でレースをすることが想像できるか”って聞いたとしても、多分答えは得られなかったと思うし。それに、これから先の数年がどうなるかによるよね」

「僕が思うに、F1は大きな変革期を迎えていると思うし、それは場合によっては2021年に起こる可能性があるわけで、それを待ってみない事には何とも言えないよ。僕が40歳になるのは2027年だから、、僕からは何も答えをあげられないな。ごめんね、ヘイキ」

その後ベッテルは、左隣に座っていたヒュルケンベルグが質問に答えている間、右隣のライコネンに机の下で何かを見せる素振りをし、ライコネンもそれに見入ったかと思えば満面の笑みを見せていた。

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