最速連発で好調発進のレッドブル、降格ペナのリカルドはレース仕様のセットアップ
7月20日(金)に行われたF1第11戦ドイツGP初日プラクティスを終えて、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンがセッションを振り返った。
午前の一回目のフリー走行はリカルドが、午後の2回目のセッションではフェルスタッペンがファステストを記録。パワーセンシティビティの高いホッケンハイムリンクでレッドブルRB14が速さを示した。
週末に先立ってリカルドは、MGU-K、ES(エナジーストア)、CE(コントロールエレクトロニクス)の各エンジンコンポーネントを投入。決勝では20グリッド相当分の降格ペナルティが科せられるため、マシンのセットアップをドライコンディションが予想されるレース仕様に合わせ込む。
Red Bull:F1ドイツGP初日を終えて
ダニエル・リカルドFP1: 1位, FP2: 13位
今日はかなり良いペースを示せたよ。午前のFP1では僕が最速で、僕がロングランをしていた午後のFP2はマックスがファステストだった。僕の方はエンジンペナルティのせいで日曜の決勝は後方からのスタートしなきゃならないけど、かなり良い感じだね。
今日の優先事項は決勝レースに照準を合わせたマシンに仕上げる事だった。実際問題、僕にとっては予選順には全く関係ないし、決勝ではかなりの台数をオーバーテイクしなきゃならないからね。レースシミュレーションはいい感じだったし、マシンの感触も良かったよ。仮に最後尾からのスタートになっちゃったとしても、マシンが速ければモチベーションも上がるってもんさ。
ここに来る前からペナルティを受ける覚悟はしてたよ。でも、追い抜きまくれるレースが出来るかもって考えたら、ちょっと楽しくなってきて興奮してきたよ。僕としては多分満足できるレースになるだろうし、怒涛の追い上げレースを皆に見てもらえたらかなり楽しいだろうね。
マックス・フェルスタッペンFP1: 3位, FP2: 1位
全体として凄く良い一日になったと思うよ。2回目のプラクティスでトップタイムだった事が示してるように、マシンバランスの感触も良いんだ。ホッケンハイムリンクでこんなにも競争力がある状態で週末をスタートできるなんてビックリだけど、まだ金曜日だって事は肝に銘じなきゃね。
ライバルの連中が予選で速さを上げるのは間違いないけど、僕らとしては予想していた以上に良い形で初日を締めくくれて良かったよ。気がかりなのは天気がどうなるかって事だな。大きく影響する可能性があるからね。
僕はまだちゃんとロングランを走れてないけど、今のところフィーリングは良いよ。午後のセッションでは少しオイルが漏れたせいで幾らか走行時間を失ったけど、すぐに修復できたしセッション終了間際に何周か走って問題がクリアになった事を確認してる。
コース幅が狭いセクター1とセクター3は良い感じだった。この手のセクションでは僕らのマシンの実力が発揮出来るからね。明日も今日と同じようなポジションか、もしくはライバルに接近できることを祈ってるよ。
初日をトップで締め括ったのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。2番手メルセデスAMGのルイス・ハミルトンを0.026秒差で退けた。3番手には0.105秒遅れでバルテリ・ボッタスが続く結果となった。
ドイツグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月21日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってホッケンハイムリンクで開催される。