マクラーレン、ウィリアムズにすら先行を許し最下位連発「過去最悪の金曜日」
F1第11戦ドイツGP初日プラクティスに挑んだマクラーレンF1チームは、フェルナンド・アロンソが12番手と17番手に終わった一方、ストフェル・バンドーンは両セッションでウィリアムズの二人のルーキーにすら先行を許し、20番手最下位に甘んじる厳しい結果となった。
セッションを終えたバンドーンは「過去最悪の金曜日と言えるほどの悪さ」と嘆き肩を落とした。スポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは、バンドーンの苦戦はバンドーンのマシン固有のトラブルに起因するものだと述べ、土曜の予選に向けてデータ解析を進めていく考えを示した。
Mclaren:F1ドイツGP初日を終えて
フェルナンド・アロンソFP1: 12位, FP2: 17位
過去数戦の僕らは金曜の段階でかなり良い位置につけていたけど、今日はテストに多くの時間を費やしたせいで、順位を妥協した形になってしまった。この接近した状況だとコンマ2・3秒の差がポジションを大きく左右するのは間違いないね。
今日は幾らかポジションを落とした格好になってしまったけど、明日は状況が変わることを願ってる。予選が行われる時間には雨が降る可能性があるみたいだね。雲が出て気温が下がりウエットコンディションになるとすれば、ミッドフィールドのバトルはよりチャンスが広がるだろうし、少し賭けに出る事も出来るかもね。
ストフェル・バンドーンFP1: 20位, FP2: 20位
午前のFP1では、新しいパーツを理解するためにテストをこなす事にしたから、あまり多くは走れなかった。学習のための作業って事さ。これから先のレースに向け理解を深める事は有益だからね。
午後のFP2は今回もまた難しいセッションになってしまった。過去最悪の金曜日と言えるレベルだったかもしれない。シルバーストンの時も似たような感触だったんだけど、マシンの何かがちゃんと機能していないような感じなんだ。
普通とは言えないようなコンディションだったとは言え、今の段階では原因がまだ良く分かってない。まずはマシンが通常の挙動を示す状態に直した上で、土曜日に様子を見てみる他になさそうだ。マシンを通常の状態に戻すための方法を探るために、今夜はデータの解析に取り組むつもりだ。マシンのパーツをかなり変える事になるかもしれないね。もし明日雨が降ってくれたら僕らとしては嬉しいんだけど。
初日をトップで締め括ったのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。2番手メルセデスAMGのルイス・ハミルトンを0.026秒差で退けた。3番手には0.105秒遅れでバルテリ・ボッタスが続く結果となった。
ドイツグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月21日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってホッケンハイムリンクで開催される。