公認ゲーム「F1 2020」の開発中の走行映像

公認ゲーム「F1 2020」カタロニアとザントフォールトの走行映像を公開

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プレイステーション4やXbox OneをプラットフォームとするFIA-F1世界選手権の公認ゲーム「F1 2020」の最新映像が公開された。アップされたのはカタロニア・サーキット及びザントフォールト・サーキットの走行風景とオンボード映像だ。

今週末は本来、バルセロナが誇る欧州屈指のテクニカルコース、カタロニア・サーキットでスペインGPが開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止された。延期が発表されているものの代替開催日の目処は立っていない。

“仮想版”のカタロニア・サーキットをドライブするのは地元スペイン出身のカルロス・サインツのバーチャル。公開されたマクラーレンMCL35のオンボード映像では、前作と比べてターン13とターン14間の高低差が変更されている事が分かる。

もう一つの動画は、先週末に開催が予定されていたF1オランダGPの舞台、ザントフォールト・サーキットのものだ。北海に面する有数のビーチリゾート地に建設されたこのコースは、1952年に初めてF1に登場し、以降1985年まで断続的にグランプリを開催してきた。

35年ぶりのF1カレンダー復帰に際してはコースと施設の大幅改修が必要となり、鈴鹿サーキットの設計でも知られるジョン・フーゲンホルツのオリジナルに若干の変更が加えられた。Dromo社の新たなデザインによってターン3とターン14には18度もの急勾配が設けられている。

マックス・フェルスタッペン仕様のレッドブル・ホンダRB15のオンボード映像では、チャレンジングでスリル溢れる伝統のコースの魅力が見て取れるが、開発中ということで実物とは大きく異なる点も確認できる。

F1フランチャイズ・ゲームディレクターを務めるリー・メイザーはザントフォールトについて「開発チームはサーキットを完全に再現すべく信じられないような素晴らしい仕事をしてくれた。ロングストレートへと向かう最終コーナーのバンクはプレイヤーの皆さんに楽しんでもらえるはずだ」と語る。

「ザントフォールト・サーキットは高低差があるためブレーキングポイントやコーナーのエイペックスなどがブラインドで視認できないため非常にテクニカルだ。周回する間、五感は刺激され続ける。プレイヤーに休息の時間を与えることはない」

「F1 2020」はPlayStation4、Xbox One Xを含むXbox Oneファミリー、Windows PC(DVDとSteam経由)、そしてGoogle Stadiaをプラットフォームとして7月10日(金)に発売が予定されている。