表彰台の上で空を見つめるフェラーリのキミ・ライコネン、2018年のF1アメリカGP決勝レースにて
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F1無料配信:キミ・ライコネン、批評家黙らせ笑う… 2018年アメリカGP

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F1は、2018年シーズンの第18戦としてサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)にて開催されたF1アメリカGPの決勝レースを、5月9日(土)協定世界時14時、日本時間23時から公式サイトやFacebook、YouTubeチャンネルを通して無料でストリーミング配信する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響でレース中断を強いられる中、F1はモータースポーツファンに向けて、70年の歴史の中でも特に名勝負と高く評価されるレースを無料配信している。今回は笑うだけでニュースになる漢、キミ・ライコネンがフィンランド国歌をバックに満面の笑みを見せた2018年のアメリカGPだ。

快晴に恵まれたCOTA、F1アメリカGP決勝レーススタート直後のターン1の様子 2018年10月21日
© Getty Images / Red Bull Content Pool、快晴に恵まれたCOTA、F1アメリカGP決勝レーススタート直後のターン1の様子

決勝当日にライコネンがホテルの部屋で目を覚ました時、彼が最後にF1で優勝してから2,044日が経過していた。ラリー参戦を経て、ライコネンは2014年に古巣フェラーリに復帰するも思うように成果を残せず、マラネッロはこの年のイタリアGP後に、来季よりライコネンの後任としてシャルル・ルクレールを起用すると発表した。

皮肉な事にこの年のモンツァでのグランプリは、ルイス・ハミルトンに僅差で優勝を奪われたライコネンにとって、シーズンベストレースの1つだった。そして迎えたテキサス州オースティンでの戦い。39歳を迎えた2007年のF1ワールドチャンピオンは、まだ表彰台の頂点に立つだけの実力がある事を内外に強く印象づける事になる。

決勝前日の予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が0.061秒差でライコネンのチームメイトであるセバスチャン・ベッテルを抑えてポールポジションを獲得。ベッテルは赤旗下での減速が不十分であったとして3グリッド降格ペナルティのために5番グリッドに後退した。

その結果、フロントローはにはハミルトンとライコネンが並び、これにバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ベッテルが続き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は予選Q1のサスペンショントラブル及びギアボックス交換のために18番グリッドからスタートした。

注目のオープニングラップでは、ウルトラソフトスタートの2番手ライコネンが最高の蹴り出しを決め、ターン1でハミルトンをオーバーテイク。ラップリーダーに躍り出た。56周レースの結末や如何に…?

レース後にライコネンは「(レースの前後での)最も大きな違いは人々が僕を見る目だと思う。一部の人達の見方が間違っていた事を証明できただけで、僕としては十分に楽しい」と語った。

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