錯綜するF1オーストラリアGP報道、マクラーレン抜きに開催強行とも中止とも
F1オーストラリアGPを巡る情報が錯綜している。英国を代表する2つの信頼ある大手メディアの一方が、F1はマクラーレンを抜きにアルバート・パークでのグランプリ開催を強行する見込みだと報じた一方で、もう一方は中止の見通しを伝えた。
マクラーレンの棄権発表から8時間近くが経過した現時点でさえ、F1及び国際自動車連盟(FIA)からの公式発表はない。F1及びFIA、現地プロモーターのオーストラリアGPコーポレーション(AGPC)、そして豪州保健社会福祉省は現在、グランプリ開催の是非を巡って協議中だと考えられている。
初日イベントを翌日に控えた3月12日木曜夜に、チームスタッフの一人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応となった事を受け、マクラーレン・レーシングが参戦取り止めを決定。開催向けた一連の流れが大きく揺らいだかに思われた。
だがSky Sportsは、マクラーレンの参戦取り止め発表から4時間弱(日本時間13日午前0時1分)が経過したところで「マクラーレンが今週末のF1開幕戦を棄権したにも関わらず、今週末のオーストラリアGPは続行される見通しだ」と伝えた。
追記:13日午前0時34分…Sky Sportsが開催決行を報じたその30分後、BBCのチーフF1ライターのアンドリュー・ベンソンは、複数のF1上級職員からの情報として中止の見通しを伝えた。いずれも不確かな情報を伝える媒体ではないため、主催者側の中で情報が錯綜していた可能性もあり得る。
BBCの報道内容の追加に伴い、記事タイトルを「F1、マクラーレン抜きにオーストラリアGP開催を強行との報道」から「錯綜するF1オーストラリアGP報道、マクラーレン抜きに開催強行とも中止とも」へと変更しました。