F1日本GP決勝直前情報: タイヤ戦略考と天気、ペナ適用後のグリッド

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日本時間4月6日(日)14時にスタートを迎える2025年F1第3戦日本GPのスターティング・グリッドが発表された。予選結果からの変動、予想されるタイヤ戦略と気象条件について見ていこう。

スターティンググリッド―角田が昇格

ウィリアムズが無線での警告を行わなかったことが影響し、予選12番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の予選アタックを妨害したとして、3グリッド降格のペナルティを受けた

この結果、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が12番グリッド、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)が13番グリッド、そして角田裕毅(レッドブル)が14番グリッドにそれぞれ繰り上がった。

ポールポジションに着くのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。最前列2番グリッドにはランド・ノリス(マクラーレン)が並ぶ。

以下は暫定スターティンググリッド。正式版との差異が発生した場合は更新される。予選結果からの変動値を合わせて記す。

Pos No Driver Team Qualifying
1 1 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1(-)
2 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 2(-)
3 81 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス 3(-)
4 16 C.ルクレール フェラーリ 4(-)
5 63 G.ラッセル メルセデス 5(-)
6 12 A.K.アントネッリ メルセデス 6(-)
7 6 I.ハジャー レーシングブルズ・ホンダRBPT 7(-)
8 44 L.ハミルトン フェラーリ 8(-)
9 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 9(-)
10 87 O.ベアマン ハース・フェラーリ 10(-)
11 10 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー 11(-)
12 14 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス 13(+1)
13 30 L.ローソン レーシングブルズ・ホンダRBPT 14(+1)
14 22 角田裕毅 レッドブル・ホンダRBPT 15(+1)
15 55 C.サインツ ウィリアムズ・メルセデス 12(-3)
16 27 N.ヒュルケンベルグ ザウバー・フェラーリ 16(-)
17 5 G.ボルトレート ザウバー・フェラーリ 17(-)
18 31 E.オコン ハース・フェラーリ 18(-)
19 7 J.ドゥーハン アルピーヌ・ルノー 19(-)
20 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 20(-)

レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。

想定される最速タイヤ戦略は?

再舗装された路面での走行データを踏まえて、ピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラは「戦略面では僅かに1ストップに分がある。最速のオプションはミディアムとハードを1セットずつ組み合わせだ」と語った。

路面の摩耗性は低く、デグラデーションも抑えられており、加えてグレイニングの発生も限定的だという。

ピレリが推奨する1ストップ戦略では、ミディアム→ハードの場合は19〜26周目でのピットインが理想とされ、逆にハード→ミディアム戦略では28〜34周目がピットウインドウと見られている。

また、ソフトタイヤもレースにおいて有効な選択肢とされており、スタート直後の高いグリップを活かしてポジションを上げ、早めのピットインでアンダーカットを狙う戦略も有効だ。特に、例えば角田裕毅のように、本来の実力よりも後方からスタートするドライバーにとっては、挽回のための魅力的な戦術となるだろう。

一方でイゾラは、「シミュレーションの結果では2ストップ戦略もそれほど遅れてはおらず、3種類すべてのコンパウンドを使うものを含め、あらゆる組み合わせが可能だ」とも述べており、幅広い戦略のバリエーションが展開されることになりそうだ。

ただし、全ては天候次第だ。

気になる天気―ウェットからドライか

天気予報に大きな変化はなく、6日(日)の14時頃までは断続的に雨が降る見通しとなっている。その後は天候が回復に向かうとされており、現時点ではウェットコンディションでレースがスタートし、次第に路面が乾いていく展開となりそうだ。

このような状況下では、スリックタイヤへの交換タイミングが戦略上の大きな焦点となる。だが、前日までの路面状況は雨によってリセットされるため、デグラデーションは大きくなり、グレイニングは悪化傾向に向かうと予想される。つまり、1ストップ戦略を成功させるのは難しくなるだろう。

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