
レッドブルを含む5チームが空力改良―2025年F1日本GPアップグレード一覧
2025年F1第3戦日本グランプリに向けて、角田裕毅擁するレッドブルを含む5チームが新たなアップグレードを鈴鹿サーキットに持ち込んだ。今回は空力的な性能向上を目的としたものに加え、信頼性向上を狙ったパーツも複数導入されている。
レッドブルRB21―局所負荷に着目したリア改良
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2025年F1第3戦日本GPでレッドブル・レーシングRB21に投入されたアップグレード箇所を記した図
レッドブルは、RB21に3つの改良を施して今週末のレースに臨んでいる。ひとつはエンジンカバーで、中央排気の形状を調整することでリアウイングの空力的な損失を低減するとともに、冷却性能を改善した。
さらに、リアコーナーには大型化した排気ダクトを取り付けた。必要に応じて開口部を部分的に塞ぐことができる設計となっており、コンディションやサーキットに応じて、空力性能と冷却効率のバランスを取ることができる。
加えてリアサスペンションに関しては、下部ウィッシュボーンのシュラウド形状を見直し、その気流に合わせて設計されたブレーキダクトと連動する形で一体型のフェアリングを採用した。これには、高速走行時の空力安定性を向上させ、冷却効率とダウンフォースを最適化する狙いがある。
ハースVF-25―高速コーナーでの安定性を追求するフロア改良
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2025年F1第3戦日本GPでハースVF-25に投入されたアップグレード箇所を記した図
ハースは、VF-25のフロアボディ中央部を再設計。車高が低い状態での高速コーナー走行時におけるフロア周辺の気流安定性を高め、全体のバランス改善を図った。
レーシング・ブルズVCARB 02―ヘイロー周辺の気流制御を強化
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2025年F1第3戦日本GPでレーシング・ブルズVCARB 02に投入されたアップグレード箇所を記した図
レーシング・ブルズは、ヘイローのシュラウドおよびシャシーとの接合部を再設計。これは、ヘイロー上を通過する気流を車体後方へとスムーズに流すことで、リアウイングやフロアの空力性能向上を狙うものだ。
ウィリアムズFW47―フロントウイングの形状を調整
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2025年F1第3戦日本GPでウィリアムズFW47に投入されたアップグレード箇所を記した図
ウィリアムズはFW47のフロントウイングに2か所の改良を加えた。まず、最も後方にあるフラップの前後方向の長さを延長し、中央部分をより深く湾曲させた新形状を採用。その目的は、フロント側のダウンフォースを増加させ、全体の空力バランスを後方から前方へと最適な場所に移動する点にある。
さらに、エンドプレートの下部後縁は新たな形状に変更され、フラップとの接続部も微調整された。これにより、フロントウイングから流れ出る空気の流れがよりスムーズになり、サスペンションやブレーキダクト周辺における空気の乱れが軽減される。結果として、空力パーツ間の干渉が少なくなり、全体の空力効率の向上が見込まれる。
ザウバーC45―フロアとリアウイングに変更
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2025年F1第3戦日本GPでザウバーC45に投入されたアップグレード箇所を記した図
ザウバーは、C45に新しいフロアとリアウイングを投入した。ダウンフォースの安定化とドラッグ低減が図られており、特に鈴鹿の高速コーナーでの挙動改善が期待される。