チーム代表記者会見に臨むローラン・メキーズ(レーシング・ブルズ代表)、2025年4月4日(金) F1日本GPフリー走行(鈴鹿サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

メキーズ:角田裕毅の「360度改善」を大絶賛し、その裏にある努力を強調

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レーシング・ブルズのチーム代表ローラン・メキーズが、2025年のF1第3戦日本グランプリ初日に鈴鹿で行われたFIA会見で、角田裕毅のこの1年間の成長を「360度の改善」と表現し、最大限の賛辞を贈った。

一度はチャンスを失ったものの、角田は開幕2戦で安定的に中団最上位を争い、母国日本GPを前に念願のレッドブル昇格を果たした。そして迎えた最初のセッションで早くも、4度のF1王者である僚友マックス・フェルスタッペンに肉薄。堂々の6番手タイムを刻んだ。

パドックの興奮が冷めやらぬ中、記者会見に臨んだ角田のかつての上司メキーズは、レッドブル昇格を掴み取った角田の成長ぶりについて、様々な観点から“最高の賛辞”をもって描写した。

「我々はしばしば、ドライバーの成長を“落ち着き”や“メンタル”といった精神面に限って捉えがちだが、ユーキの場合は360度、全方位的に進化を遂げた。冷静さ、成熟度、そして何よりも技術的なフィードバックの精度が大きく向上した」とメキーズは語った。

「その結果、クルマに乗った瞬間からスピードを発揮できるようになった。これらすべてが組み合わさったことで、若手ドライバーがチームリーダーへと変貌したのだ。少なくとも彼は今季の開幕時点で既に、その役割を担っていた」

メキーズはさらに、これを単なる成長と片付けるのではなく、その背後にある努力を強調した。

「こうした360度にわたる改善は、決して簡単に手に入るものではない。彼がどれだけ努力し、集中してきたかが感じ取れるはずだ」

F1アカデミーのグリッド上で写真を撮るレーシング・ブルズのローラン・メキーズ代表、アイザック・ハジャー、角田裕毅、2025年3月23日(日) F1中国GPサポートレースのF1アカデミー第1戦レース2にて(上海インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1アカデミーのグリッド上で写真を撮るレーシング・ブルズのローラン・メキーズ代表、アイザック・ハジャー、角田裕毅、2025年3月23日(日) F1中国GPサポートレースのF1アカデミー第1戦レース2にて(上海インターナショナル・サーキット)

また、角田は「FP1の最初のラップから決勝のファイナルラップに至るまで、一切のミスなく週末をやり遂げられるようになった」とも指摘し、「完璧な週末」をこなせるようになったと強調した。

具体例として、今季の開幕戦であるオーストラリアGPでの予選5位、第2戦中国GPのスプリントでの6位入賞を挙げ、「後方から速いマシンに追われながらも、一切のミスなく走りきった」と称賛。「クルマに乗っていない時に見せている成長ぶりが、ドライビングにも確実に反映されており、それが目に見える成果として表れている」と高く評価した。

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