セッションを終えてヘルメットを脱ぎ髪をかき分けるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年6月16日F1カナダGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン「こんな日もある」大差で遅れる6番手、苦戦の理由を説明…予選での混沌を予想

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F1第9戦カナダGPの初日プラクティスを6番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、バンプや縁石に乗り上げた際のRB19のフィーリングに問題があった事を明かし、雨が予想される予選での「サプライズ」を予想した。

CCTVの障害に伴うFP1の大幅短縮を受け、FP2は急遽、30分延長の90分間で行われた。セッション序盤に「冗談みたいだ」と述べ、シンクの合わないシフトダウンに不満を漏らしていたフェルスタッペンは次のように1日を振り返った。

ジル・ビルヌーブ・サーキットの縁石の上を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年6月16日F1カナダGP FP2Courtesy Of Red Bull Content Pool

ジル・ビルヌーブ・サーキットの縁石の上を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年6月16日F1カナダGP FP2

「基本的にFP1は全く走れなかったし、スムーズな1日じゃなかった事は確かだけど、それは誰にとっても同じ事だし、少なくともFP2では少し走り込む事ができた」

他とは異なり先にメルセデスはロングランを済ませた後にショートランに取り組んだため、路面コンディション的に大きなアドバンテージがあった事は確かだが、それでもタイムシートのトップに立ったルイス・ハミルトンとのギャップは0.424秒と大きく開いた。

苦戦の理由についてフェルスタッペンは「現時点でのクルマは段差や縁石に乗り上げた際に素晴らしいとは言えない状態だ。それほど悪くないとは言え、幾つか微調整が必要なのは間違いない」と述べ、ライドハイトに問題があった事を仄めかし「少しばかり厄介なセッションだったけど、そういう日もあるさ」と付け加えた。

ランキング2位の僚友セルジオ・ペレスに53ポイント差を付けるポイントリーダーは、2日目のジル・ビルヌーブ・サーキットで4戦連続のポールポジションを目指す事になる。

だが、土曜のモントリオールは更なる雨が予想されており、スターティンググリッドは混沌とした並びとなる可能性がある。

フェルスタッペンは「たぶん明日は酷い雨になるだろうから、予選では幾つかのサプライズがあるだろうね」と指摘し、「日曜の天気がどうなるか見守るつもりだ」と付け加えた。


2度の赤旗が振られた2023年F1カナダGPフリー走行2でトップに立ったのはルイス・ハミルトン、1000分の27秒差でジョージ・ラッセルが続き、メルセデスが1-2で初日を締め括った。3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が続く結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間6月17日(土)25時30分から、公式予選は同29時から1時間に渡ってジル・ビルヌーブ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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