角田裕毅のガレージ前に立つアルファタウリのメカニック、2023年6月16日F1カナダGP FP1にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

2023 F1カナダ PU投入状況:角田裕毅が新エンジン、フェラーリとレッドブル含む計8台が交換

  • Published: Updated:

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第9戦カナダGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時アップデートされる。

3基目のICE(内燃エンジン)を含む主要コンポーネントを刷新した角田裕毅(アルファタウリ)やフェラーリ勢、レッドブル勢を含む以下の8台が交換を行った。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
マックス・フェルスタッペン 3
セルジオ・ペレス 3
シャルル・ルクレール 3
カルロス・サインツ 3
ピエール・ガスリー 4 4 4 4 5
ニコ・ヒュルケンベルグ 3
角田裕毅 3 3 3 3 3
アレックス・アルボン 3 3 3 3

残り14戦で角田裕毅やフェラーリ勢、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)が利用可能なニューエンジンは後1基となり、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)に至っては4基目到達第一となった。

必ずしも開封済みのエンジン全てが再利用できないというわけではないが、22戦のシーズンをペナルティなしに乗り切るには1基あたり5.5戦を消化しなければならない計算で、事実上の8戦目にしての3基はハイペースだ。


アゼルバイジャンGPを前に競技規定が改定された事で、V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間4基まで使用できる事となった。CE、ESは各2基まで、そしてエキゾーストは年間8セットまでに使用が制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1カナダGP:パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 2 2 2 2 1 1 3
S.ペレスPER 2 2 2 2 3 3 3
フェラーリ C.ルクレールLEC 3 2 2 2 3 4 3
C.サインツSAI 3 2 2 2 2 2 3
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 2 2 3
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 2 2 3
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 2 2 2 2 2 2 4
P.ガスリーGAS 4 4 4 4 2 2 5
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 4
L.ノリスNOR 3 3 3 3 2 2 5
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 2 2 2 1 1 3
周冠宇ZHO 2 2 2 2 1 1 3
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 2 2 3
F.アロンソALO 2 2 2 2 2 2 3
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 2 2 2 1 1 3
N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 3 1 2 3
アルファタウリ・ホンダRBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 1 2 3
角田裕毅TSU 3 3 3 3 1 1 3
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 2 2 4

F1カナダGP特集