予選落ちを喫したフェルナンド・アロンソに寄り添うザク・ブラウン

事実上の解任?インディ500予選敗退マクラーレン、責任者ボブ・ファーンリーが離脱

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マクラーレン・レーシングは、19日に行われたインディ500予選2日目を終えて、インディカー・プロジェクトの責任者を務めていたボブ・ファーンリーがチームを去った事を認めた。この日行われたラストロー・シュートアウトでは、フェルナンド・アロンソが34番手に留まり予選敗退を喫した。自ら辞任を申し出たのか、解任されたのかは明らかにされていない。

アロンソのトリプルクラウン達成をサポートすべく、英ウォーキングのチームは昨年11月に、以前フォース・インディアの副チーム代表を務めていたボブ・ファーンリーをプロジェクトリーダとして起用。カーリンとパートナーシップを結びインディ500制覇に挑んだものの、世界最古の歴史ある500マイルレースの壁は高く、為す術もなく完敗した。

オープンテストでは電気系統のトラブルが発生。プラクティス2日目には派手なクラッシュを喫し、3日目の練習走行ではノータイム。何一つ良いところがないままにスターティンググリッド争いへと挑む事となった。

予選1日目でトップ30入りを逃したマクラーレンは、2日目に向けてマシンの完全オーバーホールを実施。強豪アンドレッティ・オートスポーツから急遽ダンパーに関するデータ提供を受けるなど、あらゆる策を講じて2日目のアテンプトに臨んだが、予算不足に喘ぐフンコス・レーシングのカイル・カイザーに引導を渡される形で、屈辱の予選落ちを喫した。

マクラーレンのインディカー・プロジェクトの責任者を務めていたボブ・ファンリー
© Mclaren、ボブ・ファーンリー

ファーンリーは技術部門を率いていたのみならず、米インディカー・シリーズへのフル参戦を含めた中長期的なコミットを評価する役割も担っていた。2020年以降のフルタイム参戦計画が不透明になった格好だ。

決勝に進むため、予選を突破したライバルチームのシートを購入するのではとの噂も流れたが、スポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランとザク・ブラウンCEOはこれを否定。アロンソの第103回インディ500は幕を下ろした。

印象的な活躍を見せた2017年の第101回インディ500では、前述のアンドレッティと提携し、アメリカンチームのメンバーがクルマのマネジメントを担当。名称こそ「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」を名乗っていたが、内実はアンドレッティの5台目。今年とは体制がまるで異なっていた。