インディアナポリス・モーター・スピードウェイを走行するマクラーレン、2019年インディ500予選2日目copyright Indycar

F1王者フェルナンド・アロンソが予選脱落!インディ500決勝出場ならず…3冠の夢は持ち越し

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第103回インディ500予選「ラストロー・シュートアウト」が、現地5月19日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われ、マクラーレンのフェルナンド・アロンソを含む3台の予選落ちが決定。世界三大レース全制覇の野望達成は、来年以降にお預けとなった。

この日は現地午前中に、上位9台のグリッドを争う”ファスト9″組と、残された3台の出走枠を争う”ラストロー”組のプラクティスが予定されていたものの降雨で中止。12時15分から予定されていたラストロー・シュートアウトも、激しい雨のために順延となった。

雨のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ、2019年インディ500予選2日目
© Indycar、予報通りインディアナポリス・モーター・スピードウェイは雨に降られた

その後、15時あたりに雨が止んだため、濡れた路面を乾かすためのセーフティビークル隊が出動。ジェットエンジンの排気を利用してコースとピットロードを強制的に乾燥させ、予選落ちをかけた予選セッションは4時間15分遅れて、現地16時半にスタートした。

チャンスは1度のみ。先陣を切ったジェームズ・ヒンチクリフは4ラップ全てで時速227マイルを刻み、平均速度227.543マイルを記録。続くマックス・チルトンは226.192mphに留まり、ヒンチクリフが暫定トップに立った。

アロンソの試技は3番目。マクラーレンは昨夜、マシンの全てのパーツを取り外して完全オーバーホールを実施。強豪アンドレッティ・オートスポーツから急遽、ダンパーに関するデータ提供を受けるなど、予選突破に向けて出来うる限りの対策を施してアテンプトへと臨んだ。

パパイヤオレンジの66号車に乗った2度のF1ワールドチャンピオンは、1ラップ目に227.777mphを刻み、まずまずのスピードをマークしたものの、2ラップ目に227.278mphと大きくダウン。その後は227.278mph、227.221mphと立て直し、平均速度227.353mphで暫定2番手につけた。

予選突破に向けて一筋の光が差し込んだかに思われたが、続くセージ・カラムが平均227.740mphを記録して、ヒンチクリフからトップの座を奪取。アロンソは脱落ギリギリの3番手に後退した。5番目の走者、パトリシオ・オワードは227.325mphでバンプアウト(予選落ち)が決定。アロンソの運命は最終走者のカイル・カイザーの手に委ねられた。

予算の関係から、一時は予選出走すら危ぶまれていたカイザーは平均227.372mphを記録。アルゼンチンベースのフンコスレーシングが、僅差で英国の名門チームを打ち破った。予選落ちが確定したアロンソは、インタビューに答えず、すぐさまバックヤードへと立ち去った。

結果、セージ・カラムが31番グリッドを、ジェームズ・ヒンチクリフが32番グリッド、そしてカイル・カイザーが33番グリッドを獲得。フェルナンド・アロンソとパトリシオ・オワード、マックス・チルトンの3名がバンプアウトを喫した。

予選を突破した他のチームのシートを購入して決勝に進むのでは、との噂も流れたが、アロンソは「結果を受け入れる」と表明。ジル・ド・フェランら上層部も、その可能性を否定した。

Pos. Driver Time
31 セージ・カラム
Dreyer & Reinbold
02:38.0747
227.74 mph / 366.512 km/h
32 ジェームズ・ヒンチクリフ
Schmidt Peterson
02:38.2118
227.543 mph / 366.195 km/h
33 カイル・カイザー
Juncos
02:38.3311
227.372 mph / 365.92 km/h
34 フェルナンド・アロンソ
Mclaren
02:38.3440
227.353 mph / 365.889 km/h
35 パトリシオ・オワード
Carlin
02:38.5260
227.092 mph / 365.469 km/h
36 マックス・チルトン
Carlin
02:39.1565
226.192 mph / 364.021 km/h