F1ベルギーGPのグリッドに集まるトロロッソとホンダのクルー達
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トロロッソ代表「ガスリーは9位入賞に相応しい戦いぶりを披露した」

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26日(日)に行われたF1第13戦ベルギーGP決勝を終えて、スクーデリア・トロロッソのフランツ・トスト代表がレース内容と週末全体を振り返り、9位入賞を果たしたピエール・ガスリーの走りを褒め称えた。

トロロッソ・ホンダ勢は苦手とするパワーユニット、スパ・フランコルシャンを見事に攻略。10番グリッドからスタートしたガスリーはトップと同一周回での9位入賞を果たし、選手権ポイントを持ち帰った。11番グリッドのブレンドン・ハートレーはガスリーの黒子に徹し14位に終わった。

ガスリーは9位入賞に相応しい戦いぶりを披露した

フランツ・トストチーム代表

スパ・フランコルシャンは我々のマシンと相性が悪いサーキットだから、難しい週末になることを覚悟していた。それだけに、ピエールが9位でフィニッシュしポイントを獲得できとても満足している。昨日の予選でも11番手、12番手とまずまずの結果を残せていたしね。

レース序盤、オープニングラップのターン1で起きたアクシデントに巻き込まれず、2台ともが無傷で切り抜けることができたのは運が良かった。クラッシュに巻き込まれた他のドライバー達にもケガがなく本当に良かった。ピエールはスタートからチェッカーフラッグを受けるまで一貫して素晴らしい走りを見せ、見事なレースをしてくれた。終始スピードをコントロールしながらタイヤを上手くマネージメントするなど、9位入賞にふさわしい戦いぶりだった。

ピットウォールに立つフランツ・トスト代表、2018年F1中国GP決勝
© Getty Images / Red Bull Content Pool、ピットウォールに立つフランツ・トスト代表

ブレンドンに関しては、レース序盤のアクシデントの影響で幾つかポジションを失ってしまい運に見放された部分があった。今日のレースはブレンドンがソフト、ピエールはスーパーソフトでスタートし、それぞれ異なるタイヤ戦略を採用した。スーパーソフトが期待以上に良く機能してくれたおかげで、ピエールのピットインのタイミングを引き延ばすことができ、トラブルに見舞われることもなく無事に完走を果たす事ができた。

今日獲得した2ポイントは、コンストラクターズ争いにおいて非常に大きな意味を持っている。次戦は我々スクーデリア・トロロッソの母国イタリアでのレースだ!


決勝はオープニングラップで4台が絡む連鎖的なクラッシュ事故が発生。計5台がリタイヤを喫する波乱のレースとなった。優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番グリッドからポールシッターのルイス・ハミルトンを抜き去り今季5勝目。ハミルトンは2位でチェッカーを受けた。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。

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