角田裕毅が「ドアを締めた」とストロール、F1アゼルバイジャンGPでの接触を巡り
F1アゼルバイジャンGPの1周目の接触事故についてランス・ストロール(アストンマーチン)は、角田裕毅(RBフォーミュラ1)が「ドアを閉めた」と語った。
ストロールはターン4で角田裕毅のイン側に飛び込み、VCARB 01の車体右側面に左フロントをぶつけた。接触によるダメージが原因で角田裕毅は14周目にリタイヤした。
「ツノダと接触したことで、僕のレースはほぼ1周目に終わってしまった」とストロールは振り返った。
「僕はインに飛び込んだ。彼が僕を見ていたかは分からない。でも、彼がドアを閉めてしまい、僕はパンクでピットに入らざるを得なかった」
角田裕毅がリタイヤを余儀なくされた一方、ストロールはその後もレースを続行したが、残り6周でガレージにクルマを入れた。
その理由についてストロールは、1周目の事故との関連を否定して「ブレーキトラブルだ」と説明した。
「残り9周くらいのところでブレーキペダルに問題が出始め、周回を重ねるごとに悪化していった。ここはリスクを負うべきコースじゃないし、ポイント圏外だったから、リタイアするのが賢明だった」
チーム代表を務めるマイク・クラックは「パンクに見舞われたため、ランスは1周目にピットストップを行った。これにより最後尾に後退し、ポイント獲得のチャンスは消えた」と語った。
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPでは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転して今季2勝目を上げた。
マリーナベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは9月20日のフリー走行1で幕を開ける。