ガレージ内でドライブの準備をするマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年9月15日(日) F1アゼルバイジャンGP決勝(バクー市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1アゼルバイジャン:VSC追い越し違反、フェルスタッペン含む4名を処分

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F1アゼルバイジャンGP最終盤のバーチャル・セーフティーカー(VSC)中に他車を追い越したとして、5位入賞のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を含む計4名が警告処分を受けた。

この事案は、セルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)が、ターン2を越えた先の左側のバリアに激突したことで導入されたVSC下で発生した。

フェルスタッペン、アルピーヌのピエール・ガスリーとエステバン・オコン、そしてニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の4名が他車を追い越した際、既にチェッカーフラッグは振られていたが、VSCは解除されていなかった。

フェルスタッペンの一つ前、4位でフィニッシュしたランド・ノリス(マクラーレン)は無線を通して「マックスがみんなを追い抜いているんだけど、またVSC中だよね?」とチームに報告した。

F1競技規則第56条6項には、幾つかの例外を除いて「VSCが導入されている間は、コース上で他車を追い越してはならない」とある。

今年4月の中国GPでは、セーフティーカー(SC)中に他車を追い越したダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)にペナルティが科せられた。

ジョニー・ハーバートを含む4名の競技審判団は、たとえレースが終了した後であっても、VSC下での追い越しは許されないと強調した。これは単にレギュレーションで規定されているというばかりでなく、安全上の理由による。

スチュワードは「ドライバーたちは事故現場の位置を把握していたが、緊急車両やマーシャルが出動しているかどうかまでは知り得なかった。注意を払う必要があった」と指摘した。

スチュワードは、今季の以前のレースでも同様の事案があったものの、見過ごされていたと指摘し、今回は警告に留めるものの、今後は異なる判断を下す可能性があると説明した。

「同様の出来事が今シーズンの以前のレースでも発生し、当時、見過ごされたことを認識している。したがって、今回、該当したドライバーおよび他の競技者全員に警告を与える。今後の違反は重大なペナルティに繋がる可能性がある」とスチュワードは付け加えた。

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