レッドブル・リンクを周回するアルファタウリ・ホンダRB16B、2021年7月2日F1オーストリアGPフリー走行1にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン変わらず優勢か、角田5番手とアルファタウリも顕在…若手3名も好走 / F1オーストリアGP《FP1》結果とダイジェスト

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レッドブル・リンクでの第2レース、シーズン9戦目となる2021年F1世界選手権オーストリアGPが7月2日に開幕を迎え、日本時間18時30分から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのは前戦ウィナーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。1分5秒143のトップタイムを記録した。2番手は0.266秒遅れでシャルル・ルクレール、3番手は0.288秒差でカルロス・サインツと、フェラーリ勢が続く結果となった。

その他のホンダエンジン勢は、角田裕毅が9番手のチームメイト、ピエール・ガスリーに0.252秒差をつけて5番手をマーク。アルファタウリAT02の好調ぶりを示した。レッドブルのセルジオ・ペレスは9番手でヘルメットを脱いだ。

公式タイヤサプライヤーのピレリは先週末よりも一段階柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドに加えて、構造が強化されたC4相当のプロトタイプを持ち込んだ。

これはアゼルバイジャンGPでの2件のタイヤブロー問題への対処としてテストされるもので、各ドライバーは初日セッションで2セットのプロトタイプを履いて最低12周を終えなければならない。良好な結果が得られれば次戦イギリスGPより正式導入される。

プロトタイプタイヤを装着したアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、2021年7月2日F1オーストリアGPCourtesy Of Alfa Romeo Racing

プロトタイプタイヤを装着したアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ

金曜午前の現地シュピールベルクは雨こそ免れたもののどんよりとした雲に覆われ、オープニングセッションは気温17℃、路面温度31℃、降水確率40%のドライコンディションでスタートした。

タイヤのウォームアップに課題を抱えるメルセデス。先週末よりも20度近く低い路面温度に手を焼いたか。バルテリ・ボッタスは最終4番手タイムをマークした一方、ターン1で不可解にもタイヤをロックさせた。ルイス・ハミルトンはトップからコンマ5秒遅れの7番手でクルマを降りた。

メルセデス勢とアルピーヌ勢は早々にプロトタイプ走行の義務を消化して通常のプログラムに移行。逆にマクラーレンはランド・ノリスがテストタイヤを、ダニエル・リカルドがハードとソフトを担当と、2台で作業を分けた。ノリスは10番手、昨日32歳の誕生日を迎えたリカルドは12番手で走行を終えた。

セッションが中断されるようなアクシデントはなかったが、ランス・ストロール(アストンマーチン)はプロトタイプでの走行中のターン6でアウト側にリアタイヤを落として派手にコースオフ。その後ソフトに履き替えると今度はターン10でリアを失い再びスピンを喫し、僅か2周でタイヤを駄目にしてしまう場面があった。

FP1では3人の若手ドライバー達がレギュラーに代わってF1マシンをドライブした。周冠宇(チョウ・グアンユー)はフェルナンド・アロンソに代わりアルピーヌA521を、ロイ・ニッサニーはジョージ・ラッセルに代わりウィリアムズFW43Bを、そしてカラム・アイロットはアントニオ・ジョヴィナッツィに代わってアルファロメオC41を走らせた。

馬青驊(マー・チンホワ)以来、中国人ドライバーとして8年ぶりにF1公式セッションを走行した周冠宇は29周を走り込み、11番手につけた僚友エステバン・オコンから0.434秒遅れの14番手でデビューセッションを終えた。

アルピーヌA521をドライブする周冠宇、2021年7月2日F1オーストリアGPフリー走行1にてCourtesy Of Alpine Racing

アルピーヌA521をドライブする周冠宇、2021年7月2日F1オーストリアGPフリー走行1にて

ニッサニーはプロトタイプでの走行を行わずにミディアムとソフトで周回を重ね、チームメイトのニコラス・ラティフィを0.295秒差で交わす18番手タイムを刻んだ。

アイロットは何か問題を抱えたか。全車最小となる23周を走り、6番手を刻んだ僚友キミ・ライコネンから1秒落ちの16番手で走行を終えた。

2021年F1第9戦オーストリアグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間7月2日(金)22時から1時間の日程で開催される。

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:05.143 37
2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:05.409 +0.266 33
3 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:05.431 +0.288 33
4 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:05.445 +0.302 31
5 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:05.474 +0.331 35
6 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:05.586 +0.443 28
7 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:05.709 +0.566 32
8 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:05.726 +0.583 31
9 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:05.726 +0.583 36
10 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:05.880 +0.737 28
11 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:05.980 +0.837 30
12 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:06.181 +1.038 31
13 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:06.203 +1.060 30
14 37 周冠宇 アルピーヌ・ルノー 1:06.414 +1.271 29
15 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:06.444 +1.301 28
16 98 カラム・アイロット アルファロメオ・フェラーリ 1:06.564 +1.421 23
17 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:06.583 +1.440 29
18 45 ロイ・ニッサニー ウィリアムズ・メルセデス 1:06.683 +1.540 34
19 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:06.978 +1.835 36
20 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:07.316 +2.173 30

コンディション

天気
曇り
気温
17℃
路面温度
31℃

セッション概要

グランプリ名
F1オーストリアGP
セッション種別
フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称
レッドブル・リンク
設立
1969年
全長
4326m
コーナー数
10
周回方向
時計回り

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