第8戦シュタイアーマルクGPを前にしたドライバーズパレードの中でレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスと会話するアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年6月27日
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅、苦境に喘ぐ週末に先輩セルジオ・ペレスから心優しいメッセージとアドバイスを貰う

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浮き沈みの激しいルーキーらしいデビューイヤーを過ごすアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、特に苦しい週末に様々なアドバイスをくれているとして、シニアチームのベテラン、セルジオ・ペレスに感謝の念を抱いている。

開幕バーレーンでのデビュー入賞を含めて時に輝かしいパフォーマンスを示す一方、イモラ、アゼルバイジャン、ポールリカールでの予選で、そしてモナコのFP2でクラッシュを喫するなど、角田裕毅は決して楽ではない1年目を過ごしている。

ただ、第9戦オーストリアGPを前に角田裕毅は、レッドブルの僚友であり、かつて自身と同じ日本人ドライバーの小林可夢偉とペアを組んだこともある31歳のメキシコ人ドライバーからの優しい言葉が、そうした苦境を乗り越える助けになっていると明かした。

Speedweekによると角田裕毅は「セルジオからはたくさんのアドバイスを貰いました。特にフランスやモナコの後、僕が本当に厳しい週末を過ごしていた時にメッセージをくれましたし、アドバイスやポジティブな言葉を送ってくれました」と語った。

「彼のアドバイスはヒントになりましたし、それがモチベーションにもなりました。だから僕は彼に借りがあります」

「もちろん、マックス(フェルスタッペン)もそうですが、レッドブルには4人のドライバーがいて本当に良い関係を築けています。僕は彼らから刺激を受けながら、今後も自分自身を成長させていくために全力を尽くしていくつもりです」

チームメイトのピエール・ガスリーとも良好な関係を築いているという角田裕毅だが、流石に直接アドバイスを貰う事はないようで、自分の走行データと照らし合わせて改善のヒントを探る事に努めているという。

「ピエールから直接アドバイスを貰った事はありません。普段の会話でレースの事を話題にする事もありませんし」

「僕としては自分が改善できる部分を見つけ出すためにピエールのデータを見たり、オンボード映像や無線で彼がどのようにアプローチしているのかを確認しています」

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