クラッシュを喫してうなだれるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年6月19日F1フランスGP予選Q1にて
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角田裕毅、Q1でミス…今季3度目の予選クラッシュ「決勝で挽回してチームに恩を返したい」

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は6月19日のF1フランスGP公式予選でイモラとバクーに続く今季3回目の予選クラッシュを喫し、ノータイム最下位でセッションを終えた。

Q1開始を告げるグリーンフラッグから僅か数分後、ターン1の縁石に乗りすぎた事でハーフスピンを喫し、リアからタイヤバリアに衝突。自力でピットに戻ろうとしたものの、ギアが入らずノータイムのまま予選を終えた。

車両回収のために時計の針は14分19秒で止められ、セッションは10分程の中断を経て再開された。

高価なマシンを壊しただけでなくメカニック達に余計な負担を掛ける事となった角田裕毅は「予選でミスしてしまった事をチームに謝罪したいと思います」と侘びた。

「ターン1で黄色の縁石を使い過ぎてしまった結果、クルマをスピンさせてしましました。ブレーキをかけて可能な限りバリアとの接触を避けようとしましたが、氷の上を滑るように壁に向かっていってしまいました」

「衝撃自体はかなり小さかったのですが、クルマに幾つかダメージを負ってしまいました。チームとしては今夜、明日に向けて懸命に修復作業に取り組まなくてはなりません」

車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは損傷の程度について「間違いなく明日に向けて修復可能」としている。

2019年の前回大会で記録されたオーバーテイク数は24回に留まる。これはカレンダー平均よりも低く、ポール・リカール・サーキットは決して追い抜きが簡単なコースではないが、角田裕毅は決勝での巻き返しによってチームに恩を返したいと誓う。

「チームに(修復作業への)感謝を伝えるには、何よりも明日のレースで良い結果を出す事だと思っています。ここはオーバーテイクが難しいコースですが、毎周全力でプッシュして、あらゆる機会を活かして順位を上げていきたいと思います」


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。

2021年 F1フランスグランプリ決勝レースは、日本時間6月20日(日)22時にスタート。1周5,842mのポール・リカール・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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