シャンパンで乾杯するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、2021年7月4日F1オーストリアGP表彰台セレモニーにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、F1史上25人目のグランドスラム「ホンダの田辺さんに表彰台に上がって貰えて良かった」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは7月4日(日)に行われたF1第9戦オーストリアGPでポールポジション、優勝、ファステストラップの三冠、所謂ハットトリックを2戦連続で達成した。

内容としても圧勝だった。危な気なくホールショットを奪うと、後続よりも1回多い2ストップでありながらも2位ランド・ノリス(マクラーレン)に17.973秒という大差を付け、更には全ラップリードを加えて史上25人目のグランドスラムを達成した。

これはハットトリックに加えて全周リードを達成したドライバーを称賛する表現で、2019年のルイス・ハミルトン(メルセデス)以来、3年ぶりの記録となった。なお最多はジム・クラークで通算8度のグランドスラムを達成している。

タイトル争いを繰り広げるルイス・ハミルトン(メルセデス)が4位に終わった事から、フェルスタッペンはドライバーズ選手権での2位との差を32ポイントに広げ、優勝1回分以上の大きなマージンを作り上げた。

恐らく今回の連続ハットトリックは、ホンダドライバーとしては1991年のアイルトン・セナ以来の記録であり、3週連続での優勝は史上初の快挙と見られる。

ポディウムセレモニーにはチーム側の代表者として、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが参加した。ホンダが復帰後初優勝を飾ったのと同じレッドブル・リンクでの2019年以来の登壇だった。

71周(306.452km)に及んだ長き戦いを終えてフェルスタッペンは、これほどの圧勝を飾るとは予想していなかったとした上で、「ホンダの田辺さんに表彰台に上がって貰えて良かった」と語った。

”類まれ”な圧勝を楽しみたい

マックス・フェルスタッペン決勝: 1位, グリッド: 1番手

ホームのレッドブル・リンクでまたも勝利できるなんてホント信じられない位に最高だ。良いレースができるとは予想していたけど、ここまでとは思っていなかった。

クルマはまるでレール上を走っているみたいだった。ドライブしていて本当に気分が良かったし、どちらのコンパウンドでも驚くほどのペースで走る事ができた。それにプッシュしながらでも余裕でタイヤをケアできたし、まさに理想的といった感じで、一周ごとに差を広げる事ができた。

ライバルチームと同じ様に先週の知見を活かしてセットアップを突き詰める事でクルマをより最適化する事ができた。どう表現して良いのか分からないけど、走っていて本当に楽しくて最高に素晴らしい週末になった。この調子でこれからも頑張っていきたい。

チームにとっても最高の結果だと思うし、ホンダを代表して田辺さんに表彰台に上がって貰えた事も本当に良かった。それにグランドスタンドはオレンジ色で溢れていて、ファンの皆がサーキットに戻ってきてF1を楽しんでいる姿が見られたのも良かった。

勿論、これからも難しいレースを強いられると思うけど、次のシルバーストンでは新しくスプリントレースが行われる事になっているし面白くなるんじゃないかな。

とにかく今は、今日のレース内容に本当に満足している。こんな展開のレースは滅多にあるもんじゃないから、みんなで今日の勝利を楽しまなきゃね。


7月4日(日)にレッドブル・リンクで行われた2021年F1第9戦オーストリアグランプリ決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位はランド・ノリス(マクラーレン)、3位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果だった。

シルバーストン・サーキットを舞台とする次戦イギリスGPは7月16日のフリー走行1で幕を開ける。

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