予選3番手のグリッドに停めたレッドブル・ホンダRB16から降りようとするマックス・フェルスタッペン、2020年F1オーストリアGP予選copyright Getty Images / Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ、逆転優勝に向け「自信を以てメルセデスとの戦いに挑める」

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7月4日土曜のF1オーストリアGP公式予選に挑んだレッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが3番手、アレックス・アルボンが5番手という結果となり、一発の速さでは昨年王者のメルセデスの前に完敗したが、一日を振り返ったクリスチャン・ホーナー代表は「自信を以てメルセデスとの戦いに挑める」と逆転優勝への意気込みを語った。

シャルル・ルクレールが持つコースレコードを塗り替え、見事今季最初のポールシッターに輝いたバルテリ・ボッタス。これに1000分の12秒という僅差で破れたルイス・ハミルトン。フェルスタッペンを以てしても、ボッタスの背中は遥かに遠く、62秒サーキットで0.538秒という大差がついた。

ホーナー代表はそんなメルセデスの走りを「圧倒的なパフォーマンス」と称したが、その一方で「マックスが予選3位、アレックスが5位と、我々としてもポジティブなシーズンのスタートを切ることができた」と前向きに語った。その理由の1つは、勝負に打って出た予選Q2のタイヤ選択だ。

5台が脱落し残る15台のマシンが挑んだQ2では、決勝のタイヤストラテジーを見据えて、フェルスタッペンにミディアムタイヤを履かせてコースインさせた。

1回目のラップを終えて暫定6番手と際どいラインであったため、2度目のアタックではソフトタイヤを履かせたものの、周りの多くが自己ベストを更新できなかったため、フェルスタッペンはフィニッシュライン手前で減速。上位勢としては唯一、決勝を中間コンパウンドのミディアムでスタートする事となった。

一方のアルボンはソフトタイヤを履いてフェルスタッペンの真後ろ、5番グリッドからスタートする。異なる戦略をとる2台がトップ5からスタートすることで、チームとしては戦い方に幅をもたせる事が可能となる。

「勇猛果敢な戦略を取る決断を下した事で、トップ10入りしたドライバーの中で唯一マックスだけがミディアムタイヤでレースをスタートする事になる。その結果我々は、レースに向けて多くの戦略的な選択肢を手にした」とホーナー代表は続ける。

「明日は気温が上がる予想だが、暑い気候は昨年のグランプリでの優勝の要因の1つであるだけに、自信を以てメルセデスとの戦いに臨むことができる」

「チーム全員がレースに戻ってこれた事に興奮しているし、そんなシーズンのスタートがホームコースなのだから、これ以上のシチュエーションはあり得ない。明日がどんなレースになるかは見てのお楽しみだが、きっと素晴らしく最高のレースになるはずだ」

2020年F1開幕戦オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間7月5日(日)22時10分にフォーメーションラップを迎え、1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事で選手権を争う。

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