レッドブル・リンクを走るレッドブル・ホンダRB16のリアcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

2列目のホンダF1、武器はレースペースとミディアムタイヤ…決勝に期待

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4日(土)に行われたF1オーストリア公式予選でホンダ勢は、マックス・フェルスタッペンがメルセデスの2台に続くセカンドロウ3番手の位置を確保したものの、最速刻んだバルテリ・ボッタスとはコンマ5秒以上の大差が付き、ポールポジション争いの蚊帳の外に置かれてしまった。

しかしながらホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、レッドブル・ホンダ「RB16」のレースペース及びミディアムタイヤでのスタートの2つを理由に上げて、決勝レースでの巻き返しに期待感を示している。

レッドブル・ホンダはレース戦略を見据えて、予選Q2でフェルスタッペンにミディアムを履かせる勝負に打って出た。フェルスタッペンは1回目のラップを終えて暫定10番手につけたセバスチャン・ベッテルの0.331秒前方、6番手につけた。クリスチャン・ホーナー代表はこれを「勇猛果敢な決断」と評した。

フェルスタッペンはソフトタイヤを履いて最終アタックに向かったが、タイム更新が不要との無線が飛ぶとフィニッシュライン手前で減速。上位10台の中では唯一、決勝を中間コンパウンドのミディアムでスタートする事となった。

Pos Driver Team Q1 Q2 Q3
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:04.111 1:03.015 1:02.939
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:04.024 1:04.000 1:03.477
5 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:04.661 1:03.746 1:03.868
12 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:04.603 1:04.305
13 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:05.031 1:04.431

アルファタウリ・ホンダは各ドライバーがAT01の性能を目一杯引き出した現れだろう。ピエール・ガスリーが12番手、ダニール・クビアトが13番手と仲良く並んだ。予選を終えた2人は口を合わせたように「これ以上の結果は不可能」との考えを示した。

武器はレースペースとミディアムタイヤ

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

2020年開幕戦の予選が終了しました。今日の結果は昨年までの勢力図がやや変わり多少のサプライズがあったと思います。

ホンダとしては、アストンマーチン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が2列目3番グリッド、アルボン選手が3列目5番グリッドと、明日のレースに向けて良いポジションを獲得してくれました。

とは言うものの、我々の車と予選トップとのタイム差は小さくありません。ですが、我々のロングランペースは悪くありませんし、これに加えてフェルスタッペン選手は上位で唯一のミディアムタイヤを履いてのスタートですので、明日は面白いレースを期待しています。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台については昨晩の作業でマシンのバランスを改善し、ガスリー選手が12番手、クビアト選手が13番手と、明日のレースでのポイント獲得に向けて悪くないポジションにつけてくれました。

ここまで我々のパワーユニットは問題なく機能しています。それぞれのチームともにライバルは強力ですが、開幕戦で良い結果を得られるよう更に準備を進めます。


2020年F1開幕戦オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間7月5日(日)22時10分にフォーメーションラップを迎え、1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事で選手権を争う。

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