ホンダF1、1991年以来の3戦連続ポール含め全車が「力強い結果」5連勝に向けて盤石の布陣
ホンダF1パワーユニット勢は3日(土)に行われたF1第9戦オーストリア公式予選で、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。他の3台もQ3進出を果たしてトップ7を確保した。
ホンダとしては第7戦フランスGP以降の全ての週末で予選ファステストを刻み、1991年以来、30年ぶりの3戦連続ポールポジションを果たした。
他のマシンも好調で、フェルスタッペンのチームメイト、セルジオ・ペレスが3番手と、レッドブル・ホンダが1-3体制を築き、アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅はキャリア予選最高位となる7番手タイムをマークした。
レースペースでRB16Bに匹敵するパフォーマンスを発揮していた唯一のチーム、メルセデス勢はルイス・ハミルトンが4番手、バルテリ・ボッタスが5番手と2列目以降に沈んだ。レッドブル・ホンダとしては5連勝に向けて盤石の体制を築いた恰好だ。
順位 | ドライバー | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | 1:04.249 | 1:03.927 | 1:03.720 |
3 | ペレス | 1:04.833 | 1:04.483 | 1:03.990 |
6 | ガスリー | 1:04.841 | 1:04.412 | 1:04.107 |
7 | 角田裕毅 | 1:04.967 | 1:04.518 | 1:04.273 |
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「今日はレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が素晴らしいパフォーマンスで3戦連続のポールポジションを獲得してくれました」と予選を振り返った。
「チームメートのペレス選手も3番手と、明日のレースに向けて2台ともに非常に良いグリッドを確保できました」
「アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は今日も力強い走りで3戦連続の6番手を手にし、角田選手は自己最高となる7番手と、こちらも明日のレースに向けて非常に良い結果です」
「先週に続きRed Bullのホームサーキットでホンダ勢4台がQ3進出と、力強い予選結果になった事は良かったと思います」
「明日は一時的に天候が崩れる予報も出ています。予選結果をレース結果に繋げられるよう、天候の変化なども含めて色々な場面を想定した準備を行い、明日のレース本番に臨みます」
2021年 F1オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間7月4日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周(306.452km)する事でチャンピオンシップを争う。