2017年F1オーストラリアGP《決勝》結果とダイジェスト – ベッテル開幕戦を制す!copyright F1

2017年F1オーストラリアGP《決勝》結果とダイジェスト – ベッテル開幕戦を制す!

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2017年のF1開幕戦となるオーストラリアGPを制したのは、事前の予想を覆しメルセデスを攻略したフェラーリのセバスチャン・ベッテル。フェラーリとしては、2015年のシンガポールGP以来となる28戦ぶりの優勝となった。

ポール・ポジションスタートのルイス・ハミルトンがタイヤの温度管理に苦労する中、ピットストップを利用してハミルトンの前に出たベッテルが終始レースをリードしてチェッカーフラッグ。2位にはハミルトン、3位にはバルテリ・ボッタスが続いた。今季のF1初戦は、メルセデス1強時代終焉への期待がさらに膨らむ結果となった。

2017年オーストラリアGP決勝結果
©F1

タイヤに苦戦したメルセデス

上位勢はスタートで混乱することもなく、グリッド順のまま1コーナーを通過しそのまま周回を重ねた。最初にピットストップに動いたのは、なんとトップを走行していたハミルトンであった。路面温度が40度近くになるなど、今週末の中で最も温度の上がったアルバート・パーク・サーキット、タイヤの温度管理に苦労していたハミルトンはペースを上げることができずに早々にタイヤ交換に動いたのだ。

履き替えたのは作動温度領域の高いソフトタイヤ。ピットアウト後は5番手に下がり目の前をレッドブルのマックス・フェルスタッペンに塞がれる形に。今季マシンはメルセデスと言えどもオーバーテイクが難しく、足止めされてしまう。この間、トップに躍り出たベッテルは順調にペースを上げながら走行、24周目にソフトタイヤに交換しピットを出たところでハミルトンの前へ。

その後もメルセデスはタイヤに苦労し続けることになり、ベッテルに独走を許す結果となった。

リタイヤ計7台の過酷なレース

大規模なルール変更が実施された2017年の初戦ということで、各チームともにマシントラブルが多発。全20台の内7台がリタイヤする荒れた展開となった。2台とも完走できたチームは、メルセデス、フェラーリ、フォース・インディア、トロ・ロッソの4チームのみとなっている。

オーストラリアGPでエンジンから煙を吐いたロマン・グロージャン
©F1

7位を走行していたハースのロマン・グロージャンは、15周目にエンジンから煙を吐いてリタイヤ。ルノーのジョリオン・パーマーはブレーキトラブルで19周目にリタイヤ。25週目には油圧系のトラブルでザウバーのマーカス・エリクソンがリタイヤ。

ブレーキトラブルでリタイヤするルノーのジョリオン・パーマー
©RenaultSportF1

44周目には、13位を走行中だったランス・ストロールがマシンストップ。デビューレースをリタイヤで終えた。51周目にケビン・マグヌッセンがリタイヤ、原因はサスペンショントラブル。ここまで計5台。そして何より衝撃的だったのは母国レースを迎えたレッドブルのダニエル・リカルドだった。

リカルド無念の母国レースリタイア

母国オーストラリアGPのレコノサンスラップでのマシンストップに唖然とするダニエル・リカルド
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母国レースとなったレッドブルのダニエル・リカルドだったが、レコノサンスラップを走行中に電気系統のトラブルによりギアが6速でスタック、まさかのマシンストップ。急ぎピットに戻りマシンを修復し、レーススタート3周目にようやくコースイン。ところが29周目、突然のエンジンシャットダウンが発生しターン4の脇にマシンを止めた。

惜しくもポイントを逃したマクラーレン・ホンダ

2台同時にオーバーテイクされてしまったマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ
©F1

完走が心配されたマクラーレン・ホンダは無事にレースをスタートも、バンドーンのマシンに電気系統のトラブルが発生。ハンデを負った中でのレースとなったが無事完走し13位。チームメイトのフェルナンド・アロンソは13位スタートから順位を上げ、レース終盤までポイント圏内の10位を走行。ところがゴールの57週目を目前に控えた53周目、突如失速し最終コーナーで後ろを走っていたエステバン・オコンとニコ・ヒュルケンベルグに真後ろにつかれ、ホームストレードエンドで2台同時に追い抜かれてしまう。

「何かがおかしい!マシンが左に持っていかれる!!」と無線で訴えたアロンソ、その後すぐにピットに入りそのままリタイヤとなった。

決勝順位とタイム

各ドライバー毎の順位とラップタイムは以下の通り。

Pos No Driver Team Laps Time Pts
1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 57 1:24:11.672 25
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 57 +9.975 18
3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 57 +11.250 15
4 7 キミ・ライコネン フェラーリ 57 +22.393 12
5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 57 +28.827 10
6 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 57 +83.386 8
7 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 56 +1 lap 6
8 55 カルロス・サインツ トロロッソ 56 +1 lap 4
9 26 ダニール・クビアト トロロッソ 56 +1 lap 2
10 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 56 +1 lap 1
11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 56 +1 lap 0
12 36 アントニオ・ジョヴィナッツィ ザウバー・フェラーリ 55 +2 laps 0
13 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 55 +2 laps 0
NC 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 50 DNF 0
NC 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 46 DNF 0
NC 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 40 DNF 0
NC 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 25 DNF 0
NC 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 21 DNF 0
NC 30 ジョリオン・パーマー ルノー 15 DNF 0
NC 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 13 DNF 0

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