レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは9日(土)のF1オーストラリアGP公式予選で2番手に甘んじた。プラクティスを通してクルマに苦戦し続け、セットアップ変更も上手くいかず、シャルル・ルクレール（フェラーリ）に0.286秒という大差でポールを許した。

予選でのRB18はどういうわけか一貫性を欠いているように見える。Q3の1回目の計測ラップで新品ソフトを履いたフェルスタッペンは「まただよ！訳が分からない。クソみたいな感じだ」と奇妙なグリップ不足に不満を訴えた。サウジアラビアでの予選の際も似たような発言があった。

「凄い変な感じだ。どういうわけか（感触が他のセットとは）違うんだ。信じられない」

予選を終えたフェルスタッペンは「良い感じはしない。今週末はこれまで本当に良い感じじゃなかった。自信を持って走れたラップは一度もなかったと思う。少し手こずってるんだ。もちろん2番手は良い結果だけど、限界まで攻める事ができなかった」と落胆した様子を見せた。

「クルマのフィーリングが100％じゃなかったからセッティングを少し変えてみたんだけど、期待したような改善には至らなかった」

燃料が軽い状態での1ラップで問題を抱えているにしろ、フェルスタッペンはRB18のレースペースには自信を持っている。

「シャルルと間にはギャップがあるけど、もちろん2番手は悪くない結果だし、クルマには今表れているより遥かに多くのポテンシャルが備わっているはずだ」

「僕らのクルマは決勝向きで、レースコンディションではあらゆる部分が少し安定するから、より一貫性のある走りができると思う。明日は良いレースができることを期待してる」

2022年 F1オーストラリアグランプリ決勝レースは、日本時間4月10日(日)14時にスタート。1周5,279mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。

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