WEC富士6時間レースに挑むトヨタのフェルナンド・アロンソ、2018年10月12日
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フェルナンド・アロンソ、インディ500の次は電動SUV「Extreme E」に挑戦か?

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F1とモータースポーツ界を代表するトップドライバー、フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンが、2021年に新しく創設される電動SUVモータースポーツ「Extreme E(エクストリームE)」に参戦する事になるかもしれない。

フォーミュラEから派生して誕生した新シリーズ「エクストリームE」は、4輪駆動のSUVが北極圏やヒマラヤ山脈、サハラ砂漠などの極限の環境下でレースを行うというもの。フェルナンド・アロンソが昨年まで在籍していたマクラーレンF1チームのジル・ド・フェラン代表がその会長職を務める事が先日発表された。

ジル・ド・フェランはF1のみならず、一昨年のインディアナポリス500マイルレースでもフェルナンド・アロンソと共闘しており、現役最強と謳われるスペイン人ドライバーが今何を求めているのかを熟知している。ド・フェランは英デイリーメールに対して、アロンソに同シリーズの立ち上げを報告した事を明かした。

「今朝彼にこの事についてメールしたんだ。もしフェルナンドが参戦してくれれば、我々のシリーズに本当に色んなものを持ち込んでくれるはずだ。彼は有名で愉快で偉大なドライバーだからね。我々のイベントに彼のような話題性タップリの人材が来てくれたら最高だよ」

「エクストリームEは、挑戦を愛し、冒険心と環境保護意識を持っている人たちに魅力的に映るだろう。ルイス・ハミルトンにも参加してもらいたいと思ってる。彼がこのレースを戦い、この冒険の一員になってくれたらさぞ素晴らしいだろう」

2005年と2006年のF1世界選手権を連覇したアロンソは、昨シーズンを以てF1での現役を引退。3度目の王座獲得の代わりに選んだ目標は世界三大レース全制覇。既にF1モナコGPとル・マン24時間レースを制しているため、残すは今年5月に開催される第103回インディ500のみという状況だ。

アロンソは「過去に前例のない挑戦」を口にしており、トリプルクラウン以外にダカール・ラリーへの参戦が噂されている。エクストリームEはマクラーレンのグループ会社がバッテリーを供給。フォーミュラEマシンの2倍の高出力を誇る電気モーターが搭載され、ダカール・ラリーを凌ぐ過酷なコースでの開催が計画されている。

ファーストシーズンの開幕は2021年1月が予定されており、名前こそ公表されていないものの自動車メーカー9社が参戦に興味を示しているという。”前例のない挑戦”という意味では、エクストリームEはうってつけのシリーズと言えるだろう。