モナコ晩餐でのラッセルの“復讐”を明かすアルボン―それでも「チャラ」にならない?

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アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は、前戦モナコGP後にレストランで夕食を共にした際、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がメニューの中で最も高価な一品を注文したことを明かした。

事の発端は、モナコGPでのレース展開にあった。アルボンがチーム戦略の一環として意図的にスロー走行を続ける中、後続のラッセルは前を塞がれ、ヌーヴェル・シケインでショートカット・パスを敢行。この行為により、ドライブスルーペナルティを科されることとなった。

結果的に、ウィリアムズは4戦連続となるダブル入賞を達成。一方でコンストラクターズ選手権2位のメルセデスは、ラッセルが11位、アンドレア・キミ・アントネッリが最下位に沈み、2024年オーストラリアGP以来となる無得点レースに終わった。

レース直後、ラッセルは「今夜はアレックスと一緒に夕食に行く予定なんだ。だから…彼に奢らせるつもりだ!」と明かしていた。そして実際、日曜のレース後に街に繰り出し、二人は食事を共にした。

スペインGPを前に、「高級レストランに行ったのか?」と問われたラッセルは、「いや、そこまで高くなかった!だから、まだ全然チャラになってないよ」と笑顔を見せた。

だが、アルボン側の見方は少し異なる。蘭専門メディア『RacingNews365』によると、アルボンは次のように明かした。

「あいつ、メニューで一番高いやつを頼んだんだ。本当さ! ロブスターパスタね。デザートは頼まなかったけど。まぁ、これでチャラかな。でも楽しい夜だったよ」

アルボンは周囲を笑わせながらも、こう続けた。

「僕が払うべきだったと思うしね。あのレースは本当にひどかった。とはいえ、僕らはまだ拾えるものがあっただけ、他のチームに比べればマシだったと思う」

また、アルボンはパドック外でのF1ドライバー同士の会話についても興味深い事実を明かした。プライベートでどのくらいレースについて話をするのかとの質問に対し、次のように答えた。

「いや、正直あまりレースの話はしないね。レースの時以外は、そんなに話すことはない。まあ、たまには話すけどね…」

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