2017年 F1アブダビテスト:日程と担当ドライバー一覧 / クビサ、F1復帰に向け最後の審判

2018年のF1ピレリタイヤcopyright Andy Hone/LAT Images

17年シーズン最後の走行チャンスとなるF1アブダビテストが現地11月28日(火)、29日(水)の2日間の日程で開催される。最終アブダビGPは終了したがチームはまだクリスマス休暇を取ることは許されず、そのままヤス・マリーナ・サーキットに留まり、今期型マシンで来季ピレリタイヤの評価を行う。

現行のレギュレーションでは、テストは今季型マシンもしくは前年マシンで年間15,000km以下に制限されており、2018年シーズンに向けて貴重なテストのチャンスとなる。先日ピレリは、桃色の”ハイパーソフト”と橙色の”スーパーハード”の2つの新しいコンパウンドを来シーズンに追加する事を発表しており、チームは計7つのスリックタイヤをテストする。

戦略多様化、ピレリ18年タイヤに新色追加

日程と担当ドライバー

注目は何と言ってもロバート・クビサ、ウィリアムズの来季最有力候補と見られており、今回のテストを以て最終的な判断が下される見込み。クビサは初日火曜の午前に担当、午後はランス・ストロールにバントタッチする。2日目午前はルノーの開発ドライバーとして契約しているセルゲイ・シロトキンがFW40を走らせ、午後には再びクビサがテストを行う。クビサは今年8月のハンガリー公式テストにルノーから参加し4番手タイムを記録している。


© Renault

ウィリアムズと同じくシートが確定していないザウバーは、マーカス・エリクソンとシャルル・ルクレールを起用する。パスカル・ウェーレインは今季限りでF1を去る見通し。F2初代チャンピオンを獲得したルクレールは、今年の金曜フリー走行で4回ザウバーから出走している。エリクソンはテスト初日を担当、残留はザウバーとフェラーリのパートナーシップの”質”に左右される。跳ね馬はアントニオ・ジョビナッツィの起用を希望しており、ザウバーにアプローチしている。

安全上の懸念からブラジルGP後のタイヤテストを中止したマクラーレンは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンに加えて、来季3rdドライバーのランド・ノリスとオリバー・ターベイを起用する。今年フォーミュラEでレースをしたターベイは初日にアロンソとともにMCL32を走らせる。

来季ホンダとタッグを組むトロ・ロッソは、初日にショーン・ゲレールが、2日目にブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーのレギュラーコンビがテストを担当する。インドネシアの大富豪を父に持つゲレールは、今年の金曜フリー走行の他、ハンガリーテストにもトロ・ロッソから参加している。

11月28日(火):初日

チーム ドライバー
メルセデス ルイス・ハミルトン
フェラーリ キミ・ライコネン
マクラーレン フェルナンド・アロンソ
オリバー・ターベイ / SF、フォーミュラE
レッドブル ダニエル・リカルド
ルノー ニコ・ヒュルケンベルグ
F.インディア ニキータ・マゼピン / 欧州F3参戦、テスト担当
ザウバー マーカス・エリクソン
ウィリアムズ ロバート・クビサ
ランス・ストロール
ハース ロマン・グロージャン
トロロッソ ショーン・ゲレール

アブダビテスト初日結果と順位

11月29日(水):2日目

チーム ドライバー
メルセデス バルテリ・ボッタス
フェラーリ セバスチャン・ベッテル
マクラーレン ストフェル・バンドーン
ランド・ノリス / 17年欧州F3王者、育成
レッドブル マックス・フェルスタッペン
ルノー カルロス・サインツ
F.インディア セルジオ・ペレス
エステバン・オコン
ザウバー シャルル・ルクレール
ウィリアムズ ロバート・クビサ
セルゲイ・シロトキン
ハース ケビン・マグヌッセン
トロロッソ ブレンドン・ハートレー
ピエール・ガスリー

アブダビテスト最終日 結果と順位

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