桜のデザインを取り入れた日産フォーミュラEのGen3マシン、2022年
Courtesy Of 日産自動車

解雇発表から1週間、早くもデ・フリースの獲得に興味を示す日産

  • Published:

例えニック・デ・フリース本人が「当面は自分の時間を楽しむつもり」だとしても、有力チームはそれを黙って見守るつもりはないのかもしれない。日産フォーミュラEチームは来季シーズン10に向けて28歳のオランダ人ドライバーの獲得に興味を示した。

解雇発表から1週間足らず。日産フォーミュラEの責任者を務めるトマソ・ヴォルペは英「The Race」とのインタビューの中で「彼がマーケットに出た瞬間から、おそらくフォーミュラEの誰もが彼のことを考えていただろう」と語った。

「来季のドライバーの一人として彼に興味を持っている。我々が何をしているのかについては話せないが、彼は世界チャンピオンとして興味深いドライバーだ」

イタリアのローマで開催されたFIAフォーミュラE世界選手権第14戦で2位フィニッシュを果たし、今季初の表彰台を獲得したノーマン・ナトは今季末限りでチームを去ると考えられており、デ・フリースは既に日産と話し合いの場を持ったとも伝えられている。

報道によるとデ・フリースは、ジャカルタでの第11戦を前にマヒンドラを離れた日産e.dams時代のかつてのドライバー、オリバー・ローランドとシートを争う可能性が高いようだ。

デ・フリースが2019年からの3シーズンに渡って在籍し、2020-21シーズンにチャンピオンを勝ち取ったメルセデスは既に撤退しており、その資産はマクラーレン・フォーミュラEチームに引き継がれている。