INDYCAR iRacing Challenge第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を走るマクラーレンのランド・ノリス
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第5回 INDYCAR iRacing:ノリス、初挑戦で初優勝…佐藤琢磨は30位「学ぶべき事が山積」

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シリーズ5戦目となるインディカー公式仮想レース「INDYCAR iRacing Challenge AutoNation」が4月25日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われ、特別招待枠で初参戦したランド・ノリスがパトリシオ・オワードに1.445秒差をつけて優勝し、マクラーレンSPが1-2フィニッシュを飾った。

2度目の挑戦となったレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、16番グリッドからスタートするも1ラップダウンの30位でクルマを降りた。レースを振り返った佐藤琢磨はSNSを通して「シムレースに適応するにはまだまだ学ばなければならない事が山積みです。予選は33台中16番目と少し改善しましたが道のりはまだ長いです」と語った。

INDYCAR iRacing Challenge第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのレースの様子
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iRacingを主戦場とする若きイギリス人ドライバーは、1回目のピットストップを終えたところでスピンを喫し一時後退を強いられるも、米国オープン・ホイール界のトップドライバーがひしめくコースでひときわ輝くパフォーマンスを示し、ラップをリードしていたフェリックス・ローゼンクビストの29周目のスピンをきっかけにトップに浮上。最後はオーワードの猛追を交わしてトップチェッカーを受けた。

「パト(オワード)が最後の最後にニュータイヤを履いた事もあって本当に厳しいレースだった」とノリス。「トップに返り咲けるなんて思ってもみなかった。チーム無線でエンジニアから”プッシュし続けろ”って言われて、それを実行した」

「(スピンした時は)かなり悪態をついてしまった。本当にイライラしていたんだ。僕らはチームとして強さがあったのに、最終コーナーの立ち上がりで少し気負いすぎてしまったために、せっかくのチャンスをバカみたいに投げ捨ててしまったんだからね」

今回のレースは以下の動画でも視聴できるが、GAORA SPORTSが後日録画放送を予定している。実況は村田晴郎、解説は武藤英紀が務め、4月30日(木)21時から放送される。視聴にはスカパー!ひかりTVとの契約が必要となる。

INDYCAR iRacing Challengeの次戦は、5月2日土曜にインディアナポリス・モータースピードウェイで開催される。エントリーは33名が予定されており、インディ500の舞台として知られる2.5マイルのオーバルを70周(175マイル)することで勝敗を競う。

第5回 INDYCAR iRacing Challenge 結果

Pos. Driver Laps
1 ランド・ノリス
Arrow McLaren SP
32
2 パトリシオ・オワード
Arrow McLaren SP
32
3 フェリックス・ローゼンクビスト
NTT DATA Chip Ganassi Racing
32
4 スコット・マクラフリン
Shell V-Power Team Penske
32
5 サンティノ・フェルッチ
SealMaster
32
6 ウィル・パワー
Verizon Team Penske
32
7 リーナス・ヴィーケイ
SONAX
32
8 マーカス・エリクソン
Huski Chocolate Chip Ganassi Racing
32
9 アレックス・パロウ
Dale Coyne Racing with Team Goh
32
10 ジョセフ・ニューガーデン
PPG Team Penske
32
11 スコット・ディクソン
PNC Bank Chip Ganassi Racing
32
12 フェリペ・ナッセ
Carlin
32
13 コルトン・ハータ
Capstone
32
14 シモン・パジェノー
Snap-on Team Penske
32
15 アレキサンダー・ロッシ
AutoNation / NAPA AUTO PARTS
32
16 ジャック・ハーベイ
AutoNation / SiriusXM
32
17 グレアム・レイホール
One Cure
32
18 ダルトン・ケレット
K-Line Insulators USA
32
19 ジェームズ・ヒンチクリフ
Genesys
32
20 チャズ・モスタート
U.S. Concrete / Curb
32
21 マックス・チルトン
Gallagher Carlin
32
22 エド・カーペンター
Direct Supply
32
23 トニー・カナーン
Big Machine Records
32
24 セバスチャン・ブルデー
Tresiba
32
25 スペンサー・ピゴット
Mi-Jack / EMBRACE Pittsburgh RLL with Citrone/Buhl Autosport
32
26 ザック・ビーチ
Gainbridge
32
27 カイル・カイザー
Juncos Racing
31
28 オリバー・アスキュー
Arrow McLaren SP
31
29 コナー・デイリー
U.S. Air Force
30
30 佐藤琢磨
Panasonic / ABeam
30
31 ライアン・ハンター=レイ
DHL
30
32 ロバート・ウィッケンズ
Arrow McLaren SP
30
33 セージ・カラム
DRR WIX Filters
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