ハンコンを握ってシムレースに取り組むマクラーレンのランド・ノリス
Courtesy Of McLaren

ランド・ノリス、INDYCAR iRacingの”特別招待”に応じ マクラーレンから第5戦COTAに参戦

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マクラーレンのランド・ノリスがインディカー・シリーズからの招待に応じ、公式シムレースイベント「INDYCAR iRacing Challenge」の第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)に出走する事が決まった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で空白となったカレンダーを埋めるべく、NTTインディカー・シリーズはF1やMotoGPなどの他のモータースポーツと同じ様に、オンライン上でバーチャルレースを開催している。先日、ツインリンクもてぎで行われた第4戦では、シモン・パジェノーが前戦ミシガンに続き2連勝を飾り、初参戦となった佐藤琢磨はルーキー勢最上位の12位完走を果たした。

事の発端はマクラーレンSPの今季レギュラードライバーを務めるパトリシオ・オワードだった。20歳のメキシコ人ドライバーは22日(水)、チームの公式Twitterアカウントに「今週末のCOTAでランドを走らせるのはどうかな?」とリプライを飛ばした。

インディカー・シリーズの総帥ロジャー・ペンスキーは、基本的にはインディカードライバーを中心にグリッドを埋めるべきだと考えており、INDYCAR iRacing Challengeの過去4戦のエントリーリストの殆どは、現役あるいは今後デビューが見込まれる若手ドライバーが占めていた。現役F1ドライバーが走るためには根回しが必要だ。

ノリスからのリプライを受け取ったマクラーレンSPは「少し助けが必要だな」と、インディカー公式アカウントにリプライを飛ばし、これを受けた公式アカウントがノリスに「ランド・ノリス、iRacingのアカウントを確認してみて。誘いに乗るかどうか検討よろしく」とつぶやいた事で、ノリスが手を上げた。

Team Redline所属の著名なシムレーサーでありTwitchの人気ストリーマーでもあるノリスは、パトリシオ・オワードとオリバー・アスキューと共に、今週末のCOTAでの仮想レースでマクラーレンのステアリングを握る。COTAはF1カレンダーでもお馴染みであり、ノリスにとってはデビュー戦にもってこいのコースと言える。

INDYCAR iRacing Challenge第5戦COTAは、4月25日(土)の日本時間27時30分より開催が予定されている。