カイル・ブッシュ、INDYCAR iRacing Challenge第4戦ツインリンクもてぎにてcopyright Chris Graythen (Getty Images)

佐藤琢磨、INDYCAR iRacing 初陣で新人最上位「もっと走りたかった!」パジェノーが”猛特訓”の成果で2連勝

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NTTインディカー・シリーズの公式シムレースイベント「INDYCAR iRacing Challenge」の第4戦ファイアストン175が米国現地4月18日(土)に開催され、熱戦の末にシモン・パジェノーがスコット・ディクソンを0.342秒差で退け、前戦ミシガンに続き2連勝を果たした。初参戦の佐藤琢磨はルーキー勢最上位の12位完走と健闘した。

1日に約5時間もの特訓を積んできたパジェノーは「ウィル(パワー)達と同じレベルになるために多くの時間を費やしてきた。みんなiRacingで凄く速いからね。それにしても面白いのは、いつもと同じメンバーでレースをしているわけだけど、みんなリアル世界と全く同じ動きをするんだよ。レース終盤はアドレナリンが最高潮だった」と語った。

INDYCAR iRacing Challenge第4戦ツインリンクもてぎのレース開始直後の様子
© Chris Graythen (Getty Images)

3位にはパジェノーがライバル視するウィル・パワーが入り、4位にはロバート・ウィッケンズを抑えきった元F1ドライバーのマーカス・エリクソンが食い込んだ。

iRacingはオンラインレーシングシミュレーションの世界的リーダーの一つで、2004年にDave KaemmerとJohn Henryによって設立された。F1やMotoGPなどの他のモータースポーツと同じ様にNTTインディカー・シリーズもまた、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により中止や延期を強いられたレースの代替戦としてバーチャルレースを開催している。

ファン投票によって選ばれたこの日の戦いの舞台は、栃木県のツインリンクもてぎ。2010年を最後にインディカーカレンダーから姿を消していた全長1.549マイルのオーバルコースが、iRacingをプラットフォームに10年ぶりの復活を果たした。

iRacingで再現された仮想ツインリンクもてぎ
© Chris Graythen (Getty Images)

レースを前に「この数日間猛練習したけど… 初のオンライン、すごい緊張感笑。エンジニアたちと全力でがんばってきます!」と語っていた佐藤琢磨は23番手からスタート。開始早々に複数台が絡むクラッシュに巻き込まれ28番手にまで後退するも、最終的にはもう一人の新人、2度のNASCARカップシリーズチャンピオンのカイル・ブッシュを下して、”ルーキー”勢最上位となる12位フィニッシュを果たした。

レースの模様はインディカー公式YouTubeチャンネルやNBCスポーツで生中継された。番組で解説を務めたポール・トレイシーは、佐藤琢磨がピットインした際に”満員の観客席”に言及し「スタンドのファンを見てくれ。彼らはサトーを見に来ているんだよ」と笑いを誘った。

佐藤琢磨、INDYCAR iRacing Challenge第4戦ツインリンクもてぎにて
© Chris Graythen (Getty Images)

デビュー戦を振り返った佐藤琢磨はソーシャルメディアを通して「序盤のアクシデントに巻き込まれてしまったのは残念だったけど(それも古き良き友のカストロネベス😂)バーチャルレースのデビュー戦は楽しかった!!最後尾から12位まで追い上げたところで惜しくもチェッカー。もっと走りたかった!でも、もてぎのオーバルで再びレースができるなんて夢のようでした」と語った。

Pos. Driver Laps
1 シモン・パジェノー
DXC Technology Team Penske
113
2 スコット・ディクソン
PNC Bank Chip Ganassi Racing
113
3 ウィル・パワー
Verizon Team Penske
113
4 マーカス・エリクソン
Huski Chocolate Chip Ganassi Racing
113
5 ロバート・ウィッケンズ
Arrow McLaren SP
113
6 ジャック・ハーベイ
AutoNation / SiriusXM
113
7 セージ・カラム
DRR WIX Filters
113
8 ザック・ビーチ
Gainbridge
113
9 サンティノ・フェルッチ
SealMaster
113
10 グレアム・レイホール
Fifth Third Bank
113
11 コナー・デイリー
U.S. Air Force
113
12 佐藤琢磨
Panasonic / Keihin
113
13 カイル・ブッシュ
Rowdy Energy
113
14 フェリックス・ローゼンクビスト
NTT DATA Chip Ganassi Racing
113
15 ジョセフ・ニューガーデン
Hitachi Team Penske
113
16 ライアン・ハンター=レイ
DHL
113
17 エド・カーペンター
Direct Supply
113
18 コルトン・ハータ
Capstone
113
19 ダルトン・ケレット
K-Line Insulators USA
113
20 セバスチャン・ブルデー
Tresiba
113
21 オリバー・アスキュー
Arrow McLaren SP
113
22 アレックス・パロウ
Dale Coyne Racing with Team Goh
113
23 リーナス・ヴィーケイ
SONAX
112
24 スコット・マクラフリン
Shell V-Power Team Penske
112
25 マルコ・アンドレッティ
Oberto Circle K / Curb
112
26 パトリシオ・オワード
Arrow McLaren SP
112
27 カイル・カイザー
Juncos Racing
112
28 アレキサンダー・ロッシ
NAPA AUTO PARTS / AutoNation
111
29 エリオ・カストロネベス
Pennzoil Team Penske
110
30 トニー・カナーン
7-Eleven
86
31 フェリペ・ナッセ
Carlin
36
32 マックス・チルトン
Gallagher Carlin
33
33 ジェームズ・ヒンチクリフ
Genesys
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