アストン再び最後尾。それでもアロンソは手応え、ホンダのエネマネ改善を評価

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2026年F1第9戦イギリスGPの初日を終えたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、エネルギー・マネジメントの最適化に一定の手応えを口にした。スプリント予選では21番手に沈んだものの、限られた時間内でやれるだけのことはやった、との評価を下した。

7月3日(金)に行われたスプリント予選でアストンマーティン・ホンダは、アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手と、再び2台そろってグリッド最後尾に並んだ。ここ数戦と変わらぬ厳しい結果ではあるが、アロンソの視線は、順位そのものよりも作業の中身に向けられている。

1回の走行で詰めた回生管理の手応え

シルバーストン・サーキットを走行するフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)、2026年7月3日(金) F1イギリスGP FP1Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

シルバーストン・サーキットを走行するフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)、2026年7月3日(金) F1イギリスGP FP1

この日の結果について、アロンソは「大きな驚きはなかった」と振り返る。回生の機会が乏しいことから、シルバーストンではエネルギー・マネジメントが重要な鍵を握るものの、週末を通して許されたプラクティスはフリー走行1回目(FP1)のわずか60分間のみだった。

「厳しい状況だった。このサーキットはエネルギーの消費がかなり激しいから、1回のセッションだけでデプロイメントを最適化するのは難しかった」とアロンソは語った。

ただ同時に、「その点については良い仕事ができたと思うし、多かれ少なかれ全てを最適化できた」とも語り、限られた条件下での進捗に一定の評価を与えた。

そのうえで「フリー走行から予選に向けてはかなりの変更を加えた。自分のラップには満足してる。目指している位置にはまだ程遠いが、明日何ができるか見てみたい」と続けた。

折原TGMが語る慌ただしい初日の現実

パドックを歩く折原慎太郎(ホンダ・レーシング トラックサイドゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)、2026年7月3日(金) F1イギリスGP FP1(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

パドックを歩く折原慎太郎(ホンダ・レーシング トラックサイドゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)、2026年7月3日(金) F1イギリスGP FP1(シルバーストン・サーキット)

シルバーストンでのエネルギーマネジメントが「非常に難しい」ことは、パワーユニット(PU)を供給するホンダ側も認めている。

ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、スプリント予選前の唯一の走行機会となったFP1を「慌ただしい1時間だった」と振り返る。

折原TGMによれば、ホンダは週末に向けて事前に実施したシミュレーションに加え、FP1で得られたテレメトリーデータをもとに、スプリント予選に向けてセッティングを最適化した。これがアロンソの高評価に繋がった。

折原TGMは「セッションはトラブルなく進み、ドライバビリティの改善に集中することができました」と一定の手応えを示す一方、「結果はここ数戦と同様で、我々が目指している位置には届いていません。アップグレードが投入されるまでは、厳しい戦いが続く見込みです」と語った。

アストンマーティン側は第11戦ハンガリーGPで、ホンダ側は8月の第12戦オランダGPで、それぞれアップグレードの投入を計画している。

雨なき週末、最適化に賭けるアロンソ

週末の残りも、結果を追い求めるのではなく、現在のパッケージを理解し、そこから最大限を引き出す作業が続くことになる。

例年であれば、気まぐれなブリティッシュ・ウェザーに期待できる雨も、今年は望み薄だとアロンソは苦笑いを浮かべる。

「通常ならシルバーストンではいつも雨を期待するし、それが刺激的な展開に繋がったりするものだが、今年はそうはならなさそうだ。だから、パッケージを最適化することがより重要になる」とアロンソは語った。

天候による波乱が見込めない以上、アロンソはセットアップの詰めに活路を見いだそうとしている。土曜のスプリントレース後にパルクフェルメが解除される機会を利用し、セットアップ変更を試す可能性に触れた。

「失うものはあまりないし、もう少しばかりスピードを引き上げられるかもしれない」

アロンソとストロールの2台がグリッド最後尾に並ぶなか、アストンマーティン・ホンダは2日目に向けて最適化の作業を続ける。折原TGMも、「スプリントレースと予選に向けて、さらなる最適化を進めます」と誓った。


2026年F1イギリスGPスプリント予選でポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を0.011秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

スプリントは日本時間7月4日(土)20時から、公式予選は同24時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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