Courtesy Of Red Bull Content Pool
2024年F1ベルギーGP:スパのDRSゾーンを調整、一部路面の再舗装で高速化必至か
国際自動車連盟(FIA)は2024年のF1ベルギーGPに先立ち、スパ・フランコルシャンの第1DRSゾーンのアクティベーション地点を変更した。
従来はターン4の230m奥にケメルストレート上の可動地点が設けられていたが、305m奥に変更された。これは昨年と比べてDRSが使用可能な距離が75m減少することを意味する。
必然的にオーバーテイクは難しくなるが、昨年はDRSを使った追い抜きが42回と膨大であったため、理に適った変更と言えるかもしれない。
検知地点 | 可動地点 | |
---|---|---|
DRS1 | ターン2の240m手前 | ターン4の305m奥 |
DRS2 | ターン18の160m手前 | ターン19の30m奥 |
以下のように路面の一部が再舗装されたため、ラップを通して新旧の路面が混在することになる。
- ターン17出口~ターン2入口
- ターン4出口~ターン8入口
- ターン14入口~ターン15出口
- ピットレーンのファストレーン
先月6月に行われたスパ24時間レースでは、GT3マシンのラップタイムが前年より3秒高速化した。新しい舗装による大幅なグリップレベルの向上により、F1でもタイムの大幅な短縮が予想される。
また数か所のガードレールがコンクリートウォールとFIA規格のフェンスに交換されたほか、ターン12の入口には新しくコンクリートウォールが設置され、ターン9の左側にはコンビネーション縁石が設置された。