16年のF1王者ニコ・ロズベルグ、幼少からの友人ロバート・クビサのF1復帰支援を表明。
2016年のF1ワールドチャンピオンにして年末に電撃引退発表を行ったニコ・ロズベルグは、マネジメントチームの一員として、ロバート・クビサのF1復帰を目指す事を明らかにした。
2011年のラリー競技中の事故によって右腕に障害を負ったクビサは、今年ルノーの協力の下でF1マシンでのテスト走行を実施、2018年の復帰を目論んでいる。8月のハンガリーテストでは、身体的問題が存在しないかの如く142周を走破し4番手タイムを記録した。
ロズベルグは自身のTwitterアカウントにてクビサのサポートを表明「ロバートとともに彼のF1復帰に取り組んでいくことに心臓が高鳴ってるよ。彼とルイスは僕が対戦した中で最も速いドライバーだったんだ」とコメントした。
Excited to be working with Robert and his return to F1. He and Lewis were the fastest I raced against 👊🏼 pic.twitter.com/94MiwyZJC7
— Nico Rosberg (@NicoRosberg) September 15, 2017
ロズベルグはF1デビュー前の下積み時代にもクビサと対戦しており、カート時代からよく知る間柄として知られている。チャンピオン争いによってハミルトンとロズベルグとの関係性が悪化した2014年、クビサは「2人をよく知る僕からすれば、メディアが書き立てているほど彼らの関係は悪くはないよ」と擁護していた。
2006年から2010年にかけての5年間で、クビサは1勝、1ポールポジション、12回の表彰台を獲得、将来のフェラーリドライバー候補として高い評価を得ていた。事故後は、右手の自由が利かず、コックピットの狭いフォーミュラカーでのレース活動を断念していた。
18年シーズンの復帰を支援していたルノーは、9月15日に来季ドライバーラインナップを発表、現トロ・ロッソのカルロス・サインツの加入を明らかにした。クビサのルノー復帰の道は絶たれてしまったが、フェリペ・マッサに代わってベテランドライバーを欲しているウィリアムズが、クビサとの契約を検討中との噂がある。