
2026年F1イギリスGP《決勝》ハイライト動画:選手権リーダー無得点、王者クラッシュ、誤報。波乱シルバーストンの全貌
2026年F1第9戦イギリスGPの決勝レースは数々の波乱を経て、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2024年アメリカGP以来となる約2年ぶりの勝利を飾った。
2位はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にはルクレールの僚友ルイス・ハミルトンが続き、フェラーリがダブル表彰台を獲得した。この並びを決定づけたのは、終盤に導入されたセーフティーカー(SC)だった。
決勝:ハイライト動画
スタートでは、ポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が加速で出遅れ3番手に後退。フェラーリはオープニングラップのターン1に向けて1-2体制を築いた。
38周目、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が油圧系統の問題により停止したことで、バーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入された。この時の黄旗を遵守しなかったとして、レース後ハミルトンに対して審議が行われたが、スチュワードは違反を認定しつつも戒告処分にとどめる決定を下した。
41周目、アントネッリがターン6を曲がりきれずに突如失速。「サスペンションが壊れてる」と訴えてピットに入った。フロントウイングを交換して再びコースへ戻ったが、それでもペースは戻らなかった。
その後、左フロントのホイールシールドが損傷していたことが判明。アントネッリは再びピットに入って破片を取り除き、10番手でコースに復帰するも、この間のラップで走路内にとどまれず、トラックリミット違反により5秒のタイムペナルティを受けた。その結果、9位フィニッシュながらも16位へと後退し、今季初のノーポイントに終わった。
残り5周を切ったストウ(ターン15)では、3番手を走行していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコントロールを失い、グラベルに捕まった。これに伴い導入されたSCを機に、ほとんどのマシンがタイヤを交換したが、メルセデス勢だけはステイアウト。この判断により、ラッセルは2番手へと浮上した。
レースは残り1周で再開されると発表された。だが、最終的にはSCの先導下でファイナルラップを迎え、そのまま幕を閉じた。これは「ソフトウェアのエラー」が原因の誤報で、実際には規則上、レースを再開することはできない状況だった。
スパ・フランコルシャンで開催される次戦ベルギーGPは、日本時間7月17日(金)のフリー走行で幕を開ける。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
