
Q3進出を逃したアルボン、裏にガビ大事故の余波か「パフォーマンスを失った」
スプリントで発生したガブリエル・ボルトレート(ザウバー)の大クラッシュの影響で、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)が2025年F1第21戦サンパウロGP予選で旧型フロアの使用を強いられていたことが明らかになった。
12番手でQ2敗退に終わったアルボンは、「新型フロアを使えず、以前の仕様に戻さざるを得なかったんだ。それで、幾らかパフォーマンスを失ったと思う」と振り返った。
ボルトレートの激突で車体損傷
土曜のスプリントでは、アルボンとボルトレートが10位争いを繰り広げる中、終盤に悲劇が起きた。
ソフトタイヤの性能低下により防戦一方のアルボンに対し、ボルトレートはファイナルラップ1周前のターン1で仕掛けたが、コントロールを失いイン側バリアに激突。跳ね返されたマシンは宙に浮き、反対側のウォールに再び衝突した。
アルボンは17位でレースを完走したものの、飛散した破片の直撃を受け、新型フロアを含む複数箇所にダメージを負っていた。そのため、数時間後に控える予選に向けてチームは、急ピッチで修復作業を進めた。
「スプリントは全体的に良くなく、ポイント圏内には程遠かったから、不必要なリスクは避けたかったんだけど、終盤のクラッシュでデブリによるダメージがあって、予選までにクルマを修理しなきゃならなかったんだ」とアルボンは振り返る。
さらに、「ただ、ガビ(ボルトレート)が無事で本当に良かったよ。かなり酷いクラッシュだったからね」とライバルへの気遣いも見せた。
フロア交換が響いた?僅差でQ3に届かず
アルボンはQ1を11番手で通過したが、Q2では最終アタックで自己ベストを更新できず、Q3進出ラインまでわずか0.078秒の12番手でセッションを終えた。
旧型フロアへの変更によるパフォーマンス低下がどの程度だったかは不明だが、実際のギャップを見る限り、新型フロアがあれば異なる結果になっていた可能性は十分にありそうだ。
「予選はかなりトリッキーだった。変更を加えて少しは良くなったけど、結果には反映されなかった。まだ理想的なバランスが見つかっていないんだ。そのせいでタイヤが余計に摩耗している」とアルボンは分析する。
「スプリントでも同じ傾向があった。レースペースをもっと掘り下げて理解しなきゃならない。今のミッドフィールドは本当に僅差だからね」
レッドブル勢が衝撃のダブルQ1敗退を喫する中、2025年F1サンパウロGP予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間11月9日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。